大雪注意報が出ていますが、どうなるんでしょ。
今のところ数センチで止まっているようですが。
にしても、今日の路面は滑りました。
ブラックアイスバーン!! 女子高生が叫びながら転んでいました。
豪快だった(笑)。
笑っちゃいけない、明日はわが身だ、気をつけろ。
さて、今日は9のつく日、いつものシリーズの回となります。
この10日間に読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
半身/サラ・ウォーターズ 中村有希訳
な帳簿に記録する。看守に導かれ、狭いアーチを抜けて、いよいよ監獄の敷地内に━━
ヴィクトリア朝時代のロンドンにある監獄が舞台のミステリということで興味を持ち読んでみたのですが、
ミステリなのか同性愛小説なのか、何だこれはいったいオカルトなのか、この話はどこへ着地するんだと思いきや、
あら驚いた、こんなところに着地した!!
今思うといろんなところに伏線がちりばめられていたんですねー、
ひとつひとつ拾い上げ確認しながら再読したいなとは思うのですが、
それもちょっとハードな作業だなと。
うん、今アタマの中でストーリーを追ってみたんだけど、
やっぱりもう一度読み返して味わったほうがいいような気がする。でもたどり着くまでが面倒だ。
勢いでばばばばっと読める面白い本ではありませんので。
親の家を片づけながら/リディア・フレム 友重山桃訳
子が生き延びるのは命のサイクルにおいて当たり前のことだ。
私は両親を亡くしてますし、夫の実家を片づけたこともあります。
片づけたというより、この本の著者の言葉でいうなら「空」にするですね、中にあるもの全て「空」にした。
本当、大変な作業だったので、いやぁ、国は違えど同じよね、わかるわと、読むのがかなり辛かったのですが、
親の死後家に残った数々の品々をひとりで片付けなければならない残された子供、
これって私が死んだあとに遺品を処分するうちの娘と同じ立場ではないかと気づき、
ああそういう位置で読むのもまた辛いものだけど、
生きているうちに処分するものは処分して、
あらかじめ「本はすべて古本屋さんにだすように」とか、「服は捨てろ、命令だ」だとか、
困らないように、途方に暮れないように書き残しておいたほうがいいのかとは思うけど、
親のものを泣きながらあれあこれやと思い悩み、思い出し、処分するなり残すなり辛い選別をしてゆくのが、
親と別れるための昔からの儀式ならばそれを通過するのが道なのかとも考えてしまう。
娘に見られて恥ずかしいもの、「こ、こんなものがっ!!」なんて物は、早めに自分で始末しよう。年末くるし!!
楳図かずお こわい本 虫/楳図かずお恐怖文庫・2
私は蝶がこわい! あっ 蝶! きゃっ あっ きゃっ
念願の楳図さん!!いやぁ、突っ込みどころ満載で退屈しませんでした。
私がよくこのブログで書いている(よくでもないか)肩が顔になる話、あれはなんというタイトルなんだろう。
肩に瘤みたいなものができて、その皺皺が顔になって口がぱかっと開く。怖かった。
で、この本もところどころ覚えているような絵が出てきて、
ひょっとしたら子供の頃に読んでいたのかもしれない。
またどこかで運命の出会い? 楳図さんの本を見つけられますように。
以上、187回目でした。