築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ギャンブル!

2024-07-08 09:09:19 | Weblog
今日は近海の天然本マグロは塩釜の旋網漁が出てきており
他の定置網や釣りなども各地数本ずつで数がそこそこまとまっている感じでした。
大西洋のボストンジャンボも競り場全体で5本前後あって、ジャンボも
現地での選別は厳しくやっているようなので、日本に来る品物は今のところは良いものばかりです。
ただジャンボはその分値段もメッチャクチャ高いです。
今の近海本マグロに脂がないことはかなり要因の一つではありますが、
そこに来て円安ドル高、燃料費や餌代などの高騰。
今年はジャンボ買えるのかな~・・・と不安になってしまうくらいの状況です。

それでもやっぱりお得意様からは脂は求められます。
正直もうこうなってしまうと南半球のインドしか無いのですが、そのインドも
こんな状況なので脂の良いものは当然高い。。
なんとかインドも1本仕入れたんですが、45キロと小インドにちょっと毛が生えた程度のサイズ。。
それにインドはお得意様の好き嫌いの激しいので何とか本マグロが欲しい・・・と。

下付けした魚のセリが一通りおわり本マグロが買えてなかったのでセリ残りから探すことに。
番号が他社と被っていて競れなかった塩釜の旋網漁が残っているのを発見。
ただセリ残っていても浜が高いらしく、買うのにちょっと躊躇する単価。。。

何と言っても旋網漁・・・ヤケが怖いんです(^^;)
特に脂を狙えば狙うほど上がる、焼けのリスク。
もう最後はギャンブルです!



セリ残りの中でイチバン
「脂があるであろう」1本をもらってきました。
結果は背側の上っ面だけがちょ~っとヤケましたが腹側は大丈夫。
品物は脂があって腹も厚く、今の状況にしては十分な内容!!

とにかく、良かったです・・・(^^;)

明日もなにか、仕入れないとです。。。。。

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