築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

やっとカナダ

2022-12-12 09:15:13 | Weblog
週明けの今日は近海の天然本マグロが山!!
津軽海峡各地に塩釜の延縄、青森県の譜代ってのあったかな?
なかでも北海道の噴火湾の定置網漁の魚体の大きいものが多く、
競り場全体の半分以上が魚体の大きい近海の天然本マグロでした。
ただそれだけ本数があっても相場はめっちゃ高い・・・(><)
どっちが値段を引っ張っているのかは不明ですが、浜値も高いが
その高い浜値でもある程度売れていってます。
ただどんなものでもってわけには当然いかないので、市場の仲買人の選別から
漏れてしまった魚は当然のごとくセリ残っております。
中には「やすければ買うんだけどな」というマグロももちろんあるんですが、
今の近海の浜値ですとそれができないので、マー仕入れる側からすると
面白みのない競り場ですね。
でそんな不確定要素満載の近海物より、セリで確実に買えるマグロってことで・・・



カナダ産の延縄漁の大西洋ジャンボ仕入れてます。
も~時期も外れてきている大西洋ジャンボ。
一見物が良いようでも釣りは若干アシ(色変わり)が早くなってきているという印象。
これは毎年、ジャンボの時期終わりがそいうい魚になっていくのでまぁそろそろ終わりなのかな??と。

ただこれ、当然こういうふうに魚が変化していくとわかるのは私共
仲買いから次の飲食店さんにかけてなので、現地の漁師はもちろんのこと、荷主さんや競り人も
意外とわからないので、そこで買いたい側と、売りたい側の値段の開きが出てきてしまうんですよね~
たしかに競り場で見ているときは良い魚!が最盛期は1週間色が持つものが
今の時期は2日、3日だったりと・・・それくらい違います。
なのでより、大きい魚体は手が出しにくくなるんですよね。。

ということで今日仕入れたのは100キロちょっとのちょど良いサイズ!
こういう目方は普段はたっかいんですが、今日は近海が多かったこともあって
上手く仕入れることができました(^^)
しかも延縄なので釣りよりは色持ちも良い筈!!!!

何よりこのサイズが仕入れられて・・・よかった(笑)
デカいのは勘弁(><)