何やら週末に向け、西日本と九州地方は台風がきになりますが、
その影響はすでに海の産物には出てしまっており、今日はマグロだけでなく
小物類も非常に入荷が少なく、相場もものすごく高くなってしまっていたようです。
マグロは台風の影響?というよりは単純に漁が少ないだけ??
近海物は津軽海峡のマグロ等、出ておりますが脂あるものは少ないですね。
境港の旋網は3本のみ!脂、全くなし!!
三陸大船渡のちっこい定置網も出ておりましたが・・・
やはり脂は薄いです。
やっぱり天然の脂ものとなるとボストンか天然インドということになりますが、
ボストンは良いのが3本、ダメなの2本。天然インドは~
全体で約50本以上はあったと思いますが・・・
実際に使えそうな尻尾の魚は1割程度!!(ToT)
今年のインドは昨年と比べると平均、魚が落ちますね~
もちろん中には良いものもあるのですが、その絶対的な本数が少ない。。
おそらくニュージーランド・オーストラリアの海域の水温が高いんでしょうね。
そうなると最終的に脂が欲しい人は養殖に走るわけで、今日の養殖物の相場・・
すごかったです(;;)
でももっと高いのはメバチ~
もう壊滅的に!?・・・高いです。。
というわけでウナギの日ですがマグロがめちゃ高~
ですが、高いのはマグロだけではないようです(><)
話は変わりますが、だいぶ前にテレビで
『数か月で寿司職人になれる!今、スシアカデミー(学校)が大人気』
という内容の番組を拝見いたしました。
「数か月でスシ『職人』??」
『職人』って・・・どうなんでしょう
番組を見ながら物凄い違和感を感じてしまいました。
そりゃ教えられれば数か月でお寿司は握れるようになるかもしれませんね。
でも、それだけで『職人』なんでしょうか?
テレビ的に表現を面白くしているだけなのかもしれませんが、
それであたかも1人前になったかのような印象を与える構成。。
数か月でスシは握れても、数か月では魚は覚えられないどころか、
1年で月によって何が旬でどこの産地が時季なのか?も知らないまま
『スシ職人??』
あくまで私はマグロのことしか知りませんが、マグロにも1年のうちで
あらゆる産地で時季があり、その都度美味しくなるもの、脂が抜ける時期
また脂がのってくる時季、近海の天然物が無くなる時期とあります。
以前では、私などはまだ「小僧」の時代ですが、マグロを買いに来ていただいた際でも
こちら仲買人とお得意様の職人さんとの真剣勝負!!
やはり知識と経験でお得意様を納得させないと
「なんだオメー、そんなことも知らねーのか!」
とお叱りを受けたりも・・・
ですが、そのような経験がまた仲買人も育てるというような、そんな流れがありました。
もちろん今でもそのような『本物の職人さん』たくさんいらっしゃいますが、
同時にマグロのことをほとんど知らない『職人』さんも(^^;;)
たとえば、一括仕入れの魚を本部より送られてくるシャリで握る・・・
批判しているつもりはないんですが(ゴメンナサイ!!)これ、職人ですかね~??
個人的にはスシ職人は「アーティスト」だと思います(料理人も!!)
自分が選んだ魚で、その時季、時季の旬のものを使って自分の作品を提供する。
もちろん海の状態であったりなかったり・・・
その時の代用、応用もまた職人の腕の見せ所??
「いつ行っても同じ味が提供できる」というのはすごいことだとは思いますが、
それが良しとされている今の時代・・・ちょっと面白くないと感じるのは私だけでしょうか(汗)
ちなみに昔はこのような表面が色ボケしてしまっている魚でも(泣)
中は使えると分かっていて
「値段で持ってってやるよ~」
なんて粋な職人さんも多かったんですけどね~
で、中はこんな感じです
これがいわゆる『熟成』というやつです。
今はなかなかこういうの、売りにくくなってしまいましたね~
(ちなみに魚はボストンの天然本マグロです)
と、ここまで書いておいてですが(汗)
散々自分勝手、好き勝手書かせていただきスミマセン。
独り言だと思ってご容赦クダサイ(><;)
明日は輸入物頼り!でしょうね~。。。
その影響はすでに海の産物には出てしまっており、今日はマグロだけでなく
小物類も非常に入荷が少なく、相場もものすごく高くなってしまっていたようです。
マグロは台風の影響?というよりは単純に漁が少ないだけ??
近海物は津軽海峡のマグロ等、出ておりますが脂あるものは少ないですね。
境港の旋網は3本のみ!脂、全くなし!!
三陸大船渡のちっこい定置網も出ておりましたが・・・
やはり脂は薄いです。
やっぱり天然の脂ものとなるとボストンか天然インドということになりますが、
ボストンは良いのが3本、ダメなの2本。天然インドは~
全体で約50本以上はあったと思いますが・・・
実際に使えそうな尻尾の魚は1割程度!!(ToT)
今年のインドは昨年と比べると平均、魚が落ちますね~
もちろん中には良いものもあるのですが、その絶対的な本数が少ない。。
おそらくニュージーランド・オーストラリアの海域の水温が高いんでしょうね。
そうなると最終的に脂が欲しい人は養殖に走るわけで、今日の養殖物の相場・・
すごかったです(;;)
でももっと高いのはメバチ~
もう壊滅的に!?・・・高いです。。
というわけでウナギの日ですがマグロがめちゃ高~
ですが、高いのはマグロだけではないようです(><)
話は変わりますが、だいぶ前にテレビで
『数か月で寿司職人になれる!今、スシアカデミー(学校)が大人気』
という内容の番組を拝見いたしました。
「数か月でスシ『職人』??」
『職人』って・・・どうなんでしょう
番組を見ながら物凄い違和感を感じてしまいました。
そりゃ教えられれば数か月でお寿司は握れるようになるかもしれませんね。
でも、それだけで『職人』なんでしょうか?
テレビ的に表現を面白くしているだけなのかもしれませんが、
それであたかも1人前になったかのような印象を与える構成。。
数か月でスシは握れても、数か月では魚は覚えられないどころか、
1年で月によって何が旬でどこの産地が時季なのか?も知らないまま
『スシ職人??』
あくまで私はマグロのことしか知りませんが、マグロにも1年のうちで
あらゆる産地で時季があり、その都度美味しくなるもの、脂が抜ける時期
また脂がのってくる時季、近海の天然物が無くなる時期とあります。
以前では、私などはまだ「小僧」の時代ですが、マグロを買いに来ていただいた際でも
こちら仲買人とお得意様の職人さんとの真剣勝負!!
やはり知識と経験でお得意様を納得させないと
「なんだオメー、そんなことも知らねーのか!」
とお叱りを受けたりも・・・
ですが、そのような経験がまた仲買人も育てるというような、そんな流れがありました。
もちろん今でもそのような『本物の職人さん』たくさんいらっしゃいますが、
同時にマグロのことをほとんど知らない『職人』さんも(^^;;)
たとえば、一括仕入れの魚を本部より送られてくるシャリで握る・・・
批判しているつもりはないんですが(ゴメンナサイ!!)これ、職人ですかね~??
個人的にはスシ職人は「アーティスト」だと思います(料理人も!!)
自分が選んだ魚で、その時季、時季の旬のものを使って自分の作品を提供する。
もちろん海の状態であったりなかったり・・・
その時の代用、応用もまた職人の腕の見せ所??
「いつ行っても同じ味が提供できる」というのはすごいことだとは思いますが、
それが良しとされている今の時代・・・ちょっと面白くないと感じるのは私だけでしょうか(汗)
ちなみに昔はこのような表面が色ボケしてしまっている魚でも(泣)
中は使えると分かっていて
「値段で持ってってやるよ~」
なんて粋な職人さんも多かったんですけどね~
で、中はこんな感じです
これがいわゆる『熟成』というやつです。
今はなかなかこういうの、売りにくくなってしまいましたね~
(ちなみに魚はボストンの天然本マグロです)
と、ここまで書いておいてですが(汗)
散々自分勝手、好き勝手書かせていただきスミマセン。
独り言だと思ってご容赦クダサイ(><;)
明日は輸入物頼り!でしょうね~。。。