1010 Radio

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ロシアとアメリカのスパイ交換が成立

2010-07-15 | ラジオ
アメリカで逮捕されたロシア人スパイと、ロシア政府が釈放した4人のスパイの身柄の交換が10日、ウイーンで成立した。
これに付いてABC-TVの生中継番組に出演した、アメリカのバイデン副大統領は、交換は同等の価値を持つものだったとコメントしている。

先月27日、アメリカ国内で10人のロシア人スパイが逮捕された今回の騒動は、協議によって露米両国が納得のいく形で解決されることとなった。
アメリカはロシアで収監されていた、4人のスパイを釈放することを条件に、逮捕した10人の身柄をロシアに引き渡すことに同意した。
アメリカ司法省はスパイの交換は成功裏に終了したと発表した。
しかし一方でこの交換が同等の価値を、持つものだったかどうかを疑問視する声もある。
何故アメリカは4人と10人のスパイ交換に応じたのだろう。

ロシア議会下院国家会議安全保障委員会のロズワン委員は、情報局の活動においては必ずしも、1対1の交換が正しい訳ではないと指摘している。
「スパイの交換が同等の価値を持つものかどうかに付いて、人数だけで判断すべきてはない。スパイは、その質その能力によって価値が決まるものだ。
今回の交換に付いて言えば、どちらも損はしなかったと言えるだろう」
ロズワン委員は、この様に話している。

ロシア政府に釈放された4人のスパイの中には、アメの対外情報活動に必要な人物が含まれているものと思われる。
或いは彼らを必要としているのは、アメリカだけでは無い可能性もある。
ウイーンでスパイ交換が成立した後、CIAの航空機がイギリス空軍ロイヤルエアーホースに着陸したことが明らかになっている。
イギリスで2人が降り、残りの2人がアメリカに渡った。
イギリスで航空機を降りた1人が、軍事専門家のチャーギン氏だ。
イギリスのとある企業に潜水艦やミサイル警戒システムに関する情報を提供していたとしてロシアで逮捕された。
このイギリスの企業にはCIAが関与していたと見らている。
イギリスに到着したもう1人は、イギリス情報機関のスクリパリ元大佐だ。
ヨーロッパで情報活動(諜報活動だと思うが)を行っていた、ロシア人スパイの名前を(???)していた。

CIA秘録上
ティム・ワイナー

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イギリス・アメリカの情報機関は、いずれも恐らく、このロシア人たちが今後も役に立つと考えていることだろう。
空港ではイギリス・アメリカの情報機関の代表が2人を出迎えた。

9日、アメリカのVOAが公式的な話しとして伝えたところによると、アメリカ国内で活動していた10人のスパイに付いて、オバマ政権は逮捕の随分前から、スパイ交換に付いての可能性に付いて話し合っていたということだ。
アメリカの治安機関は今年2月にも、彼らを追跡調査していることを政府に伝え、先月大統領に報告を行っていた。

恐らく今回ロシアで釈放された4人のリストも、そのときに作成されていたものと思われる。

(???)は何と言っているのか不明

CIA秘録 下
ティム・ワイナー

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7月10日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

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