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極東での軍事演習ヴォストーク2010によせて

2010-07-10 | ラジオ
日本の岡田外相は南クリルの択捉島でロシア軍の、機動戦略演習ヴォストーク2010の一部が実施されたことに遺憾の意を表した。
これに付いてロシアの声の評論委員は次のようにコメントしている。

ヴォストーク2010にはロシア極東およびシベリア軍管区の部隊、また太平洋艦隊、空軍および対空防衛軍の一部のほか、別の軍管区および艦隊の船舶も参加し、およそ2万人の将兵が動員され2500台もの戦車や装甲車、70機を越える軍用機、40隻ほどの船舶が使われている。

今回の演習の掲げる目的は、敵の攻撃から地上の防衛施設を守り、地上部隊を空と海から一体となって支援し、空からの攻撃や地雷の敷設と言った課題達成の訓練を行うと言うものだ。
海兵隊や空挺部隊の上陸や降下訓練も実施された。
また初めてロシア・ヨーロッパ部から極東へ戦闘機が、一度も着陸することなく空中での燃料補給だけで到達出来ることも今回、確かめられた。

またミサイル搭載、超音速遠距離戦闘機が(?)演習場の標的を破壊した。
また高射砲ミサイルを装備した、3つのロケット砲兵大隊とS300ミサイルを装備した連隊は、最新鋭の戦闘機や無人飛行機を(???)して作られた、空中の標的を首尾よく撃ち落した。
S300ミサイルの一つは、また今回の演習で仮想敵の諜報後方霍乱部隊が居ると言う設定の基地も破壊している。
また太平洋艦隊のほか北東艦隊また黒海艦隊も加わった、海軍は潜水艦を撃沈させ海上の敵の艦艇を(?)攻撃し、その後、海からの(?)上の上陸作戦(?)した。
尚その際、空軍はこれを集中的に支援している。

極東でのこうした軍事演習をメドヴェージェフ大統領も視察し、ロシアはアジア太平洋諸国との協力を発展させながら、この一方で我々がここで働き極東を発展させていく(電波が弱く聴き取れず)、アジア太平洋地域に存在している諸問題を考慮に入れて、この地域における(電波が弱く聴き取れず)なければならないと強調した。

軍事演習ヴォストーク2010の一部は、今回、択捉島でも実施された。
択捉では(電波が弱く聴き取れず)、日本は択捉(電波が弱く聴き取れず)のため択捉での演習にすぐさま反応した。
日本政府は南クリルを第二次世界大戦の結果、当時のソ連邦に編入された(電波が弱く聴き取れず)に対する、ロシアの主張は然るべき、(電波が弱く聴き取れず)の数々の法手続きによって認められていることに疑いはないと(?)している。

(電波が弱く聴き取れず)ロシア政治軍事分析研究所・軍事予測センターのエキスパートは、次のように述べている。
「クリルが持っているのは非常に大きな、経済的な意味ばかりではない。
もしクリルを失ったらロシアの国防能力、ロシア太平洋艦隊の戦闘能力、戦闘準備態勢に影響が出るだろうし、太平洋へと秘密裏に出る出口を失ってしまうことになる。第二次世界大戦の際、ソ連の船舶は自由に太平洋には出られず(???)った日本側に拿捕されたのも決して偶然ではなかった。
良い友人であっても時には友人でなくなることも在り得る。
クリルはロシアの他の領土同様、攻撃を受ける可能性がある。しかしそれは必ずしも日本からという訳ではない。
国として存在するためには、国防の用意は必要不可欠なものだ」
ロシア政治軍事分析研究所・軍事予測センターのエキスパートは、このように述べている。

(?)は電波が弱く聴き取れず
(???)は不明瞭な発音で聴き取れない

国防
石破 茂

新潮社

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7月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル