1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

国産車の使用が検討されているロシア大統領専用車

2010-07-02 | ラジオ
ロシアの大統領と首相は、外国車から国産車に乗り換える可能性がある。メドヴェージェフ大統領は大統領専用車として、モスクワの自動車工場ジルの新たなリムジン購入の可能性を検討するよう指示した。
政府から名誉ある発注を受けるチャンスは、その他のロシアの自動車工場にも残されている。

ソ連時代ジルは国家のリーダーに権威と移動の素早さ、そして安全を提供する自動車だった。
装甲板や防強ガラス等の装備を備えたクルマは、最低でも手榴弾の衝撃に耐え得るものだ。
ガラスの厚さは最大5センチで自動小銃カラシニコフの(???)や、狙撃戦によるライフル銃の弾にも耐え得る強度が確保されていた(語尾は相変わらず声が出ていない)。
また防御が施された扉は1枚約200キロの重量があった(200キロもあって扉が開くのか???)。
自動車は化学的な攻撃からも保護されており、燃料タンクは密閉され自動消火システムも装備されていた。
また特別なタイヤも装備されており、仮に塞がれたり狙撃された場合には時速150キロの速さで移動することが出来た。

これらの特別な防御された手作りの自動車は、1990年代中頃まで政府専用車として納入されていたが、その後はこれに代わりメルセデスが使用された。
現在ロシア大統領はメルセデスのS600シリーズに、防御装備されたリムジンで移動している。
ジャーナリスト達は大統領は今後も、このリムジンに乗り続けるとの見方を示している。
何故ならこのリムジンは、外観はメルセデスだが敵弾頭の攻撃にも耐え得る装備が施されているからだ。
仮にロシア大統領がこのリムジンから、国産車に乗り換える決定を下したならばジルは政府の注文を最短期間で成功すると約束している。
ジルは全ての生産技術、生産能力そして専門家達が政府からの要求に応える用意が完全に整っている。

大統領業務を管理する報道官は、メルセデスからジルへの乗り換えに付いて話すのは時期尚早であるとし次のように話している。
「大統領は現在のところはまだ、ジルのリムジンを大統領専用車として使用するための調査を指示しただけだ。
調査の対象となるのは1970年80年代の名高いジルでは無く、現在のテクノロジーで生産された新たな国産車だ。
もちろんこの問題を様々な観点から協議する、専門家グループが創設される。
先ずは安全保障の面だ。国家元首の安全保障するための、明確で具体的な基準が(???)ている。
二つ目に経済的な効率だ。これは価格の問題だ。そして三つ目は自動車の信頼性の問題だ」
大統領府報道官は、このように話している。

自動車の専門家達はロシアで、政府の要望に応える自動車を開発するのは実行可能な課題であるとの考えを示している。
専門家達は国産リムジンの生産は恐らく採算は取れないが、ロシアにおける自動車生産業の発展を大きく促進させるだろうとの考えを示している。

(???)は若い女性アナウンサーによる発声不足で、何を言っているのか不明

5月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル