28日夜、ブッシュ大統領はアメリカ議会で大統領任期最後となる、一般教
書の演説を行なった。教書の内容は進む一方のアメリカの財政危機を前
に国民をなだめ、世界中で推し進めているアメリカ流の民主主義地球闘争
(もしくは構想)を肯定する内容と捉えられるものだ。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
かなり長めのこのブッシュ大統領の一般教書では、内政問題に焦点が当て
られた。しかしこれは賢明とは言える事ではない。
アメリカでは長期にわたって、銀行が担保融資の焦げ付きを回復することが
出来ておらず、これを全世界は震撼する思いで見守っている。
また生産低下とドルの急落も、アメリカ経済が鈍行してヒートしてしまったこと
を物語っている。
ブッシュ大統領は1年後には任期が切れ、この情勢が圧迫を逃れられること
を理解している為、今回は議会に対しバランスの取れた予算を採択し、税金
の重圧を下げるよう呼びかけるに留まった。
その一方で国民に対し、国民経済は今後も必ずや成長し続けることを確信す
るよう呼びかけることも忘れてはいない。
この一般教書の演説後、民主党派から直ぐに内容が空疎であるという批判が
なされている。
次期大統領候補として名乗りを挙げる一人オバマ氏は、この演説はアメリカが
立ちはだかる問題に対処するほど、現在力が無い事を示すものだと述べた。
また他の大統領候補ヒラリー・クリントン氏は、反映していたアメリカ経済を財政
危機の瀬戸際に追いやったとしている。
ブッシュ大統領は元々、得意分野に付いて話し始めると、より弁の立つ人物で
全世界に民主主義を推し進めるという、アメリカのグローバルな役割に付いて
は何度も語ってきたものだ。
ブッシュ大統領はアメリカはイラクにおいて、テロ組織アルカイダを早期に片付
けアフガニスタンでは必ずや、タリバン勢力を倒すのだと確約し、このためには
駐留アメリカ軍の撤退を決して急いではならず、昨年2007年の誓書結果を挙
げる必要があると強調していた。
ブッシュ大統領はイランに付いて言及することも忘れてはいない。
イラン政府に対しウラン濃縮活動を中止するよう呼びかけたブッシュ大統領は、
イランが根源となっているテロの脅威に付いて述べ、よく使われたスローガンを
繰り返した。
確かにテロの束縛に苦しむ(?)に、このような自由への期待を拡大する約束をす
ることは、これには含みが感じられる。
これはアメリカのGIが行なうか、または旧ソ連圏においての様々な政権交代革
命で起きたような、発展プロセスを施行するプログラムの枠内で行なわれる事に
なるだろう。
ブッシュ大統領はこのイニシアチブに、財政支援をするよう議員に強く申し入れて
いるのだ。
今回の一般教書でブッシュ大統領はロシアに付いて一切触れていない。
これまでは常に国際テロリズムの闘争に付いて、ロシアと共に戦う重要性が触れ
られてきたが、今回はこの分野においても、ロシアのことは全く言及されなかった。
これは恐らく選挙前の公算であり、ブッシュ大統領はこのテーマを共和党の後継
者に意識的に渡すつもりだと思われる。
※ (?)は発音が不明瞭で聴き取れず
1月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
書の演説を行なった。教書の内容は進む一方のアメリカの財政危機を前
に国民をなだめ、世界中で推し進めているアメリカ流の民主主義地球闘争
(もしくは構想)を肯定する内容と捉えられるものだ。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
かなり長めのこのブッシュ大統領の一般教書では、内政問題に焦点が当て
られた。しかしこれは賢明とは言える事ではない。
アメリカでは長期にわたって、銀行が担保融資の焦げ付きを回復することが
出来ておらず、これを全世界は震撼する思いで見守っている。
また生産低下とドルの急落も、アメリカ経済が鈍行してヒートしてしまったこと
を物語っている。
ブッシュ大統領は1年後には任期が切れ、この情勢が圧迫を逃れられること
を理解している為、今回は議会に対しバランスの取れた予算を採択し、税金
の重圧を下げるよう呼びかけるに留まった。
その一方で国民に対し、国民経済は今後も必ずや成長し続けることを確信す
るよう呼びかけることも忘れてはいない。
この一般教書の演説後、民主党派から直ぐに内容が空疎であるという批判が
なされている。
次期大統領候補として名乗りを挙げる一人オバマ氏は、この演説はアメリカが
立ちはだかる問題に対処するほど、現在力が無い事を示すものだと述べた。
また他の大統領候補ヒラリー・クリントン氏は、反映していたアメリカ経済を財政
危機の瀬戸際に追いやったとしている。
ブッシュ大統領は元々、得意分野に付いて話し始めると、より弁の立つ人物で
全世界に民主主義を推し進めるという、アメリカのグローバルな役割に付いて
は何度も語ってきたものだ。
ブッシュ大統領はアメリカはイラクにおいて、テロ組織アルカイダを早期に片付
けアフガニスタンでは必ずや、タリバン勢力を倒すのだと確約し、このためには
駐留アメリカ軍の撤退を決して急いではならず、昨年2007年の誓書結果を挙
げる必要があると強調していた。
ブッシュ大統領はイランに付いて言及することも忘れてはいない。
イラン政府に対しウラン濃縮活動を中止するよう呼びかけたブッシュ大統領は、
イランが根源となっているテロの脅威に付いて述べ、よく使われたスローガンを
繰り返した。
確かにテロの束縛に苦しむ(?)に、このような自由への期待を拡大する約束をす
ることは、これには含みが感じられる。
これはアメリカのGIが行なうか、または旧ソ連圏においての様々な政権交代革
命で起きたような、発展プロセスを施行するプログラムの枠内で行なわれる事に
なるだろう。
ブッシュ大統領はこのイニシアチブに、財政支援をするよう議員に強く申し入れて
いるのだ。
今回の一般教書でブッシュ大統領はロシアに付いて一切触れていない。
これまでは常に国際テロリズムの闘争に付いて、ロシアと共に戦う重要性が触れ
られてきたが、今回はこの分野においても、ロシアのことは全く言及されなかった。
これは恐らく選挙前の公算であり、ブッシュ大統領はこのテーマを共和党の後継
者に意識的に渡すつもりだと思われる。
※ (?)は発音が不明瞭で聴き取れず
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1月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル