1010 Radio

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チョンアン号沈没に付いて韓国と協議する用意のある北朝鮮

2010-07-01 | ラジオ
北朝鮮政府は韓国の哨戒艦チョンアン号の沈没事件に触り(???「触れ」だろうが)。南北(?)級軍事会談を行う用意があるとの意向を表した。
このテーマに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
韓国のチョンアン号が沈没してからすでに3ヶ月が過ぎたにも関わらず、この事件に関連して発生した緊張状態は依然として続いている。

チョンアン号をめぐる状況は先日開かれたG8サミットでも協議された。
G8首脳達は、このような事件は世界への挑戦であり、この周辺地域の安全保障を脅かすものであるとし、韓国を支持すると表明した。
これより先、韓国の国際調査団はチョンアン号は、北朝鮮の潜水艦から発射された魚雷によって沈没したと発表した。

ロシアも専門家チームを派遣しチョンアン号の沈没状況を調査した。
一方で専門家たちは最終的な調査結果を出すまでには、まだ時間が必要であると述べている。
いずれにしてもロシア側からは、北朝鮮を有罪だとする反論の余地の無い、ある種の証拠が見つかったとする発表はなされていない。
北朝鮮はチョンアン号の沈没の関与を否定しているが、最近発表された北朝鮮の公式声明は、これに付いて話し合う用意があるとの意向が表せている。

とは言え朝鮮半島情勢が穏やかになるまでは、まだ長い時間が要すると見られている。
アメリカと韓国海軍の合同演習実施の声明が出された後、北朝鮮軍は自国部隊に対し戦闘準備体制をとるよう指示した。
同時に北朝鮮はアメリカに対抗するためには、自国の核抑止力を強化することが不可欠であるとの考えを表した。
果たして状況は全体として、先鋭化の方向に向かっているのだろうか。
或いは緊張緩和への希望が生まれたと考えてよいのだろうか。
この質問に対してロシア科学アカデミー・極東研究所でコリアの主要な専門家アスノロフ氏は、次のように答えている。
「恐怖が治まる方向へ向かう希望のほうが遥かに(???)。北朝鮮の(???)で挑戦的な(???)は国内向けだと(???)。
また当時、北朝鮮は核兵器を所有していなかったにも関わらず、朝鮮戦争の時代が始まってから、ある段階において北朝鮮は実際にアメリカの核攻撃の対象となっていた。注目に値するには実際に北朝鮮か核兵器に付いて語ったことはなく、核抑止力に付いて述べているということだ。
最近、北朝鮮が発表した、アメリカの脅威に対する声明の中でさへも核抑止力、自国の防衛に付いてのみ語られているのだ」
専門家は、この様に発言している。

北朝鮮は韓国の哨戒艦沈没事故の合同調査に、アメリカが参加しないよう求めた。
原則的に、このようなアプローチは(???)だと言えるだろう。
多くの専門家達は哨戒艦沈没後、ただちにこの事件は外部からの介入無しに北朝鮮と韓国によって協議されるべきだとの考えを表した。
もし両国間に相互に協議する仕組みが働いていたならば、チョンアン号の事件はなかった可能性もある。
これに付いて専門家は次のように語っている。
「このような話し合いは随分前からなされた。このテーマはサミットで、北朝鮮の金正日総書記と、韓国の第16代大統領・金大中が協議した。
今回の北朝鮮の提案が受け入れられるかに関わらず、北朝鮮は韓国とは異なり2007年のサミットで達した合意を遵守しようと試みている。
この合意ではチョンアン号をめぐる事件のような、問題の回避を可能とするホットラインの創設や、懸案の黄海海域をめぐる問題を解決することが目指された」
専門家はこのように話している。

韓国は北朝鮮からの軍事会談に付いての提案を受け入れるだろうか。これは大きな韓国の(?)に関わっている。
韓国の大統領はチョンアン号の沈没事件を利用して、自身の政治的立場を強化しようと試みたが、地方統一選挙では大統領が率いる与党が敗れた。
韓国政府は南北朝鮮間の問題に関する政策を見直す必要があるだろう。
何故なら韓国の大統領に対する批判の著しい部分が、まさに北朝鮮との(???)に関連しているからだ。

一方で北朝鮮は充分に強い立場を置いている。何故ならまさに北朝鮮側から、協議に関する平和的な提案が出されたからだ。

(?)は音声が途切れて聴き取れず
(???)は女性アナウンサーの不充分な発声で聴き取れない

6月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル