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日本海で行われている米韓合同軍事演習

2010-07-30 | ラジオ
日本海で現在行われている米韓合同の、大規模な軍事演習は様々な反響を集めている。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のように解説している。25日にスタートした演習にはアメリカ、韓国から艦船が20隻、航空機200機が投入され、およそ8000人もの兵力が動員されている。
アメリカ側は空母ジョージワシントンも参加している。
こうして力を誇示する理由は明らかだ。3月に朝鮮半島を挟んだ黄海では韓国の哨戒艦チョンアン号の沈没事件が発生し、46人の命が奪われた。
原因に付いて国際社会は今のところ、一致した見解を共有していないものの、少なくともアメリカと韓国は北朝鮮の小型潜水艇による魚雷攻撃であると断定している。

北朝鮮側は演習に厳しく反応している。
朝鮮中央通信は消極的な傍観者でいるつもりはない。火には火で応え断固とした措置を講じていくとの政府見解を明らかにした。
一方中国は演習を自国の安全保障に対する脅威と捕らえているようだ。
両国に対し中国に脅威をもたらし、地域情勢が過熱化するような行動を止めるよう訴えた。
中国側の抗議もあってか演習は、当初予定していた黄海ではなく日本海で始まることになった。

場所を移したとは言え矛先は北朝鮮のみならず中国へ、具体的には中国の地域における立場の強化に向いている。
そう見るのは朝鮮半島情勢に詳しい、極東研究所の主任研究員だ。
「中国は自国の間近で行われる、あらゆる演習を脅威と捕らえる。
また中国は北朝鮮をめぐる緊張を維持することが、政治にとっては地域において対抗する国々の注意を(???)るための良い方法であることをよく知っている。
当然ながらここで問題となってくるのは北朝鮮ではなく、中国やロシアのほうなのだ。
朝鮮半島情勢自体に対する演習の影響力に付いて言うのであれば、もちろん緊張を抑えるものにはなりえないだろう。
ましてや今回の演習は年末まで続く、一連の2ヶ国演習の幕開けに過ぎないのだ」
主任研究員は、このように発言している。

演習の真意は何なのか、このことを理解するうえで注目したいのが、アメリカによるアジアの他の地域での行動だ。アメリカは最近インドネシア精鋭特殊部隊との交流再開を決定した。
軍事専門家の多くは、この決定が明らかに中国をけん制したものとの見方で一致している。
新聞『ワシントンポスト』はこのニュースを、アジアにおける中国の影響力に対抗するためのものと報じた。
韓国や日本など地域の同盟国との、特に防衛分野での連携強化もそのためだ。
また軍事防衛だけではない。マレーシアやラオス、さらにはベトナムとの経済(???)協力も強めている。
さらにミャンマーに対しても、これまで無かったようなオープンな態度を取るようになってきた。

中国によるミャンマー軍事政権との密な連携が、アメリカの行動原理に影響を与えたのだ。
同政権の孤立化政策はアメリカ企業の利益を奪い、中国の経済的な影響力を強めた。
(???)て対話を絶対的に拒絶していたアメリカは、国内情勢を改善するとの理由で適切な状況であれば、対話を支持する姿勢を確認するに至った。
この転換が民主主義の反映ではなく、急速に規模を広げる競争相手への対抗であることは間違いない。

(???)は男性アナウンサーの粗末な喋りで何と言っているのか不明

覇権大国中国が小日本を消す日―
汚染された日本海と日本国土を廃棄せよ!


大林 弘和,中国の日本支配を警戒する会
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7月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル