1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

モスクワでの中東問題国際会議実現の行方

2009-09-30 | ラジオ
中東問題国際調停役4者は今年末までにモスクワで、中東問題国
際会議が実施される希望を捨ててはいない。
これはロシア、アメリカ、EU、国連の中東問題国際仲介役4者が、ニ
ューヨークでの第64回国連総会で配布した声明のなかで述べられて
いるものだ。

ニューヨークでの調停役4者会合は多くの期待を抱かせるものだった。
会合が開かれるまで専門家達は、様々な予測を立てていた。
そうしたもののなかには中東問題国際会議実現の日取りが、発表さ
れるのではないかというものから、イスラエルの入植地建設をめぐる
問題から、一時ストップしているアラブ・イスラエル対話の復活まであ
った。

国連報道部は記者団に対し最初は記者会見の代わりに、国連の潘
基文事務総長の会合をまとめた総括声明を発表すると伝えていたほ
どだが、その後何らかの公式的な声明を出すことは見送られた。
会談の結果に付いて調停役4者が出したものは、これまで4者が出し
てきた文書と基本的に大きな変わりは無かった。
そこでは我々は中東問題調停のあらゆるコースに沿って、また今年20
09年のモスクワでの中東問題国際会議実現に向け、積極的に作業を
続けていくと述べている。

しかしいつそうした会合が開かれるのかに付いて、イギリスの元首相で
現在、中東問題調停役4者の特使を務めているブレア氏は、ロシアの声
からの取材に対し次の様に応えた。
「ある段階でモスクワで国際会議が開くことが出来ることを(音声流れず)」
ブレア元首相はこのよう述べている。

一方イスラエルのネタニヤフ首相は24日、ニューヨークの国連総会で演
説に立ち、そのなかでパレスチナ側との長期にわたるしっかりとした平
和を達成したいといった希望を確認したが、アラブ側がイスラエル国家を
承認しないうちは、それは不可能であると明言した。
これに対しパレスチナのアッバス議長は、アラブの新聞のインタビューに
応じたなかで、近くイスラエルと中東和平に付いて、イスラエルとの交渉
を再開する可能性はないとし、その理由としてエルサレムの地位と、パレ
スチナ領内でのユダヤ人入植地建設問題に付いて、ネタニヤフ政権と自
分達の間には根本的な意見の食い違いがあることを挙げている。

ブレア元首相のインタビューは全く音が聴こえず
調停役と言ったり仲介役または調整役と言ったりで統一性が見られない

平和を破滅させた和平―中東問題の始まり
(1914‐1922)〈上〉


デイヴィッド フロムキン
紀伊國屋書店


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9月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

先週一週間の青森での出来事(238)

2009-09-29 | 青森
9月21日~9月27日まで、青森県内の出来事をテキトーにピックアップ

■21日、青森市の合浦公園で第3回善知鳥の浜流鏑馬大会
■21日、第3回東北中学校相撲つがる市大会
■21日、第44回県朝野球選手権大会決勝で三沢市役所が連覇
■青森市土地開発公社による15ヘクタールの土地取得に疑問と批判の声
■県立青森西高校の生徒達が今夏から三内丸山遺跡で清掃ボランティア

■21日、弘前学院大学で「司法の役割と国民的基盤」と題した初の公開シンポジウム
■21日、県庁で縄文遺跡群世界遺産登録推進本部の専門家委員会
■10月から米軍人やその家族が利用できる旅客機「パトリオット・エクスプレス」の運航コースに三沢基地が加わる
■21日、深浦町の農道黒崎大橋で乗用車が道路を横切ろうとしたクマ1頭と衝突
■21日、陸奥湾にタイ釣りに出た62歳男性が行方不明

■エコ、節約で水筒の売れ行き好調
■22日、八戸市で急行中のパトカーと乗用車が出会い頭に衝突
■22日、太宰治記念館「斜陽館」の入館者が開館から約11年半で通算120万人を突破
■22日、青森市国道280号バイパスで「かかしロード280ウオーキング」
■今漁期の陸奥湾産ホタテガイ(新貝)の水揚げ出荷が例年より遅れ

■みそ醸造業の「かねさ」と加工食品製造業の「カネショウ」はそれぞれ10月から、ロシア極東のハバロフスクへ輸出
■弘前市の「こどもの森ビジターセンター」でバッタ展
■青森市内の保育園で子どもを迎えに来た保護者を狙った車上狙いが相次ぐ
見ているとキーを付けたまま車から降りている人多いよね。これじゃ被害に遭っても仕方ない気もするけどね。
■県はオフィスから出る使用済みの段ボールや古新聞などを無料で回収しリサイクル構想
■県は10月からPRを兼ねて冬道走行のデータ解析など次世代エコカーの実証実験を行う

■三沢市の「道の駅みさわ」内の市先人記念館で懐かしのおもちゃを集めた「ジャパンカルチャー展」
■24日、農林中央金庫(東京)と県信用農協連合会が統合
■24日、弘前市の葛西憲之副市長が弘前市長に対して辞表を提出
■青森市は10月に国民健康保険の被保険者に対し「ジェネリック医薬品希望カード」を配布
■県りんご協会青年部が中心となり「葉取らず栽培」の拡大

■24日、むつ市は旧ショッピングセンターの建物を改修した新庁舎で業務を始
■24日、県内でも集積回路(IC)型運転免許証の発行開始
■平内町の平内中央病院は来年1月から眼科休診
■24日、美術史家・山田春雄氏を五所川原市名誉市民
■24日、八戸市と周辺7町村が定住自立圏形成協定を締結

■24日、県議会が原子力・エネルギー対策特別委員会を設置
■県内27自治体病院の2008年度決算見込みで170億1300万円の資金不足
■24日、南部町特産の洋ナシ「ゼネラル・レクラーク」の収穫が本格
■24日、むつ市の34歳の暴力団幹部を労働者派遣法違反の疑いで逮捕
■県の2008年度の収入未済額は167億3619万円

■県が青ぶな山バイパス新ルート案
■25日、県立美術館で第50回県美術展覧会「県展2009」開幕
■25日、知事ほか県内自治体代表らが民主党へ緊急提言書提出
■25日、八戸市南郷区の旧島守発電所を国の登録有形文化財に登録
■県漁連が大型クラゲの駆除費支援

■19~23日の連休期間中の高速道路の利用状況は昨年9月の土日祝日10日間の平均に比べ87%増
■11月に、むつ市でバイオリニスト・五嶋みどりさんがコンサート

ベスト・オブ・五嶋みどり

五嶋みどり
SMJ(SME)(M)


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■25日、八戸市内のホテルで全国県境地域シンポジウム
■第三セクターの青い森鉄道の2009年度第1四半期(4~6月)の輸送人員が前年同期比で3.3%減の16万6505人
■25日、市所有のガソリンを盗んだ30歳の男性臨時職員を免職処分

■25日、新郷村にキノコ採りに出掛けたまま行方不明になっていた85歳男性が、愛犬2匹と2晩寝て無事救助
■25日、青森市内のホテルでマスコミ倫理懇談会の東北地区大会

現代社会の倫理を考える〈9〉マスコミの倫理学
(現代社会の倫理を考える (9))


柏倉 康夫
丸善


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■25日、青森市文化会館で県中学校英語弁論大会
■五所川原市・鶴田町の2010年3月末までの合併は日程的に困難
■10月1日~8日の午前10時から午後5時まで青森自動車道・青森IC-青森東IC間を片側交互通行

■26日、むつ来さまい館で大湊海軍コロッケ誕生祭
■低レベル放射性廃棄物埋設センターで廃棄物が入ったドラム缶を破損
■26日、八戸市南郷区で行われていた熱気球まつりで、搭乗者用のかごが地上で支えようとした男性の頭にぶつかり救急車で病院に搬送
■26日、青森市内4ヶ所で結核予防の街頭啓発活動
■26日、県動物愛護センターで動物ふれあいフェスティバル

■26日、おいらせ下田まつりが開幕
■26日、創立100周年を迎えた五所川原高校が記念事業の一環として記念碑の除幕式
■26~27日、平川市で県内の食と物産を集めたイベント・うめ~どinひらかわ
■27日、県民福祉プラザで2009青森囲碁フェスティバル王座戦
■27日、十和田市相撲場で身長約180センチの紙力士による紙相撲大会「どんどこ!巨大紙相撲 十和田場所」

■27日、むつ市の駐車場で61歳男性が男3人に刃物を突きつけられ現金9万円を奪われる

■27日、金木町の芦野公園周辺で奥津軽ウオーキング大会
■27日、県弁護士会が今月上旬に青森地裁で開かれた県内初の裁判員裁判の検討会
■新郷村の大駒ケ岳に自生しているダケカンバが日本一に認定

東奥日報、NHK青森放送

南オセチア共和国の日によせて

2009-09-28 | ラジオ
迫撃砲による攻撃や破裂する砲弾、破壊された家々、南オセチアの
人々は今日そうした出来事を、過去の悪夢として思い出している。
9月20日、南オセチア共和国では共和国の日、つまり独立の日を祝っ
ている。
1999年のこの日、南オセチアは主権宣言をしたものの、この国が文字
通りの意味で主権をやっと手にしたのは、昨年2008年8月グルジア軍
が侵略し沢山の人々の命が失われた後のことだった。

あれから1年と少し、南オセチアはロシア、ニカラグアそしてベネズエラ
の承認を受け、完全な主権国家として初めての独立記念日を迎えてい
る。
南オセチアの首都ツヒンバリは目立った変化を遂げつつある。
グルジア軍の砲撃によって破壊された家々の場所には新しい団地が出
来、公園が造られ幼稚園が生まれている。
共和国の日の御祝いのなかでツヒンバリの街は、明るいイルミネーショ
ンに輝き、街のあちらこちらには色とりどりのプラカードや横断幕が下げ
られ、街の通りには子供たちが美しい風船を手に遊びに出ている。
周囲には笑い声や音楽が満ち、一方アパートの中庭にはカフカスの習慣
に従って、大きなテーブルが広げられ、その周りには沢山の客たちが座
っている。

南オセチアのココイトイ大統領は共和国の日のメッセージの中で、どんな
に悲しいことだったとしても、今日先ず思い出されるのは、昨年8月に私達
の国の自由のため、その命を落とした人々のことであると述べ次の様に続
けた。
「共和国の日は実際、目に涙を浮かべて迎える祝日だ。
事実上20年間、南オセチアの人々は自分たちの国の独立承認を目指して
闘ってきた。今日私は南オセチアの人々が昨年8月のショックから立ち上
がろうとしている様を目にしている。
子供たちの顔には益々、微笑や喜びが浮かぶことが多くなった。
これはもちろん希望を抱かせ励まされることだ」
ココイトイ大統領はこの様に述べている。

共和国の日の祝日は、この喜びの日まで生きることが出来なかった人々を
追悼し、そうした人々に敬意を捧げることから始まった。
ココイトイ大統領はロシアおよびアブハジア代表団と共に、祖国防衛者の記
念碑に花輪を捧げ、その後ツヒンバリの中央広場では軍事パレードが行わ
れ、初めて共和国の国歌がロシア国防省混声軍楽隊によって演奏された。
そして20日夜、南オセチアのあちらこちらの広場では、楽隊による音楽が鳴
り響くなか、大空には祝砲が打ち上げられる。

9月20日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望

G20の意義が試されるピッツバーグサミット

2009-09-27 | ラジオ
メドヴェージェフ大統領はG20サミット(?)的に、新たなものにしたい
意向だ。
メドヴェージェフ大統領はピッツバーグで開かれるサミットでの決定
の遂行を、あらゆる国に義務付けたい考えだ。
これに付いてメドヴェージェフ大統領は、金融危機の打開と新たな
金融システム構築に向けた、先進国そして発展途上国の首脳達の
政治的意思を、実際的な行動に移していくために必要不可欠なもの
だと述べている。

ロンドンでのG20サミットから半年、国際社会が団結した行動をとった
ことによって、G20に参加する各国の経済は復活の兆しを見せている。
またこれは経済成長に刺激を与えることを目的とした、資本活用策の
結果ともいえる。

しかしロシアの大統領補佐官は、これで満足してはいけないと指摘し、
その理由を次の様に語っている。
「現在見られる成長というのは、国が経済に対して資本を抽入した結
果得られたものだ。
世界でもロシアでもモデルの変化は(?)していないことを、はっきりと理
解しなければならない。
一方ロシアが他の国と比べてどうかと言えば、最悪ではないものの最
高でもないというところだ」
大統領補佐官はこの様に述べている。

まだ不安定な現在の成長を、より強化なものにしていくための責任ある
決定を取るというのが、ピッツバーグサミットの重要課題の一つだ。
これが実現されなければ、新たなそしてさらに厳しい危機の波が押し寄
せることになるだろう。
そこでメドヴェージェフ大統領は各国首脳に対し、世界経済を守るための
一連の方策を呼びかけたい考えだ。
とりわけロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカ共和国といった経済
発展の目覚しい国々の役割を高めるために、国際通貨基金や国際銀行
といった、世界の金融機関を新たなものに再構築することを提案するもの
と見られる。

一方柔軟な通貨システムの創設というものも、もう一つ重要な問題だ。
この問題が解決されなければ、現在の景気低迷を脱し世界経済を混乱か
ら守る安全クッションを作り出すことは出来ない。
この様に指摘するのは世界経国際関係研究所の専門家だ。
「危機は世界の通貨システムが、如何に非効果的で如何に不公平なもの
であるかということを露呈した。
ではどのような手を打てばいいのだろうか。
通貨システムがアメリカドルだけに頼っている状態を抜け出すためには、準
備通貨の幅を広げることが重要だ。
準備通貨の幅を広げるという、具体的な目的を掲げなければならない。
これはロシア代表団もメドヴェージェフ大統領も、繰り返し訴えていることだ。
この問題は今後も議論されていくべき議題だ」
専門家はこの様に述べている。

ドル消滅の仕組み
中丸 薫,ベンジャミン フルフォード

青志社


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ピッツバーグサミットはG20の効果が試される場だ。
G20という仕組みに懐疑的な見方がなされていることは明白だ。
保護主義に関する問題、準備基金に対する権利というものにおける先進国と
途上国の考え方には、依然としてかなり深い溝がある。
金融危機はこうした問題を明らかにしたばかりではなく、世界経済における
民主的なシステムの構築に向けた具体的な行動が、まだ行われていないこ
とを見せつけた。
西側諸国が自ら独自の利益を犠牲にすることはない。

一方自らの利益を主張していくための推進力を持たない途上国は、世界の金
融機関の改革を求めている。
そこでピッツバーグサミットは、G20が世界各国の国益を考慮に入れる事の出
来る仕組みだということを示して見せるのか、或いは発言と行動が一致しない、
単なる協議機関で終わるのかを問うものとなる。
ロシアはG20を新たなものにするよう呼びかけている。
G20の枠内で採択された決定事項は行動にうつされるべきだと訴えている。

(?)は聴き取れず

閉塞経済―金融資本主義のゆくえ (ちくま新書)

金子 勝
筑摩書房


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9月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

ロシアの新聞に掲載されたイタルタス通信・東京支局長のリポートから

2009-09-26 | ラジオ
ロシアの新聞、テレビ、雑誌などマスコミは23日、ニューヨークで
行われるメドヴェージェフ大統領と、日本の鳩山首相との初めて
の会談を前に、両国間の懸案となっている領土問題がそこでどう
扱われるかに大きな関心を寄せているが、例えば新聞コメルサン
トは、東京からイタルタス通信の東京支局長の報道を載せている。

そのなかで支局長は南クリル諸島、いわゆる北方四島の旧島民が
持っていた不動産に対する日本市民の、総則の諸問題に付いて詳
しくリポートしている。
1945年ソ連軍部隊がこの島に入るまで、島にあった文書類は全て
日本に持ち出され、現在それらは北海道根室の法務局に保管管理
されている。
文書のうち8322件は土地所有に関するもので、1921件は四島にあ
る建築物の登録商標となっている。
法務局の係官は支局長に対し、すでに1970年から旧島民からその
相続人への所有権譲渡に関する、公式的な登録が許可されている
と話している。
また係官は上司と協議した後、支局長に2009年8月末までにそうし
た証書は全部で599通作られたと(???)ている。

現実的な国の行政権が現在四島に及んでいないことから、日本当局
は売買や贈与行為など不動産取引することを事実上禁止している。
この根室に保管されている文書だが、もし露日間の南クリル共同開
発問題が、現実に話し合われるまで事が至った場合には停止される
可能性も出てくる。
日本政府は共同事業に付いての問題、またロシア政府との交渉にお
いて、いわゆる北方領土の所有権に付いての問題を提起してはいな
いが、地域交流レベルではこの問題はすでに数年にわたり、具体的
に話し合われているのが現実だ。

(???)えば根室市の青年グループ交流評議会リーダーの一人、タテシ
タ・マサシさんは支局長の取材に対して、自分達の組織は旧日本人
島民の子供や孫たちを一つにまとめている。
2006年から我々は国後の現島民の代表者たちと、定期的にもしそれ
がいつか叶うのであれば、島で一緒にいったいどうやって住むかに付
いて頭をひねって話し合っている。と語っている。

こうした会合では一般の人々にとって、関心のあるテーマが話し合い
で取り上げられている。
例えば共同で住んだ場合ロシアと日本と一体、どちらの国の憲法に従
ったほうが良いのか。また首長として選ばれるのはロシア人なのか日
本人なのか、(?)制度はいったいどうなるのか。自分達は同じ学校で
学べるのかどうか。
さらには上級学校に上がる場合、自由にロシア或いは日本に行けるの
か、そうした具体的な諸問題だ。

今月9月にもそうした4回目の会合が開かれたが、そのなかで最大の争
点に挙がったものの一つは、やはり土地の所有問題だった。
こうした問題は来年また話し合われることになっている。
国際的な条約によって別の国の領土に、現在ある不動産に対する所有
権の手続きというものは、法律的な効力を持つとは思えないこうした情
しかし日本での北方領土特措法改正案成立に対する、厳しい反応を思
い起こすならば、日本側のこうした行為は南クリルを巡って長く続く話し
合いの中で、どのような歩み寄りがなされたとしても、いつ爆発するか判
らない仕掛けられた危ない爆弾を思い起こさせる。

(???)は不明瞭な発音で何と言っているのか全く不明
は電波が弱く聴き取れず

よくわかる土地建物の法律 (図解雑学)

三木 邦裕
ナツメ社


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9月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

各国の見解の相違のため環境危機に陥る可能性のある世界

2009-09-25 | ラジオ
地球の気候変動によって世界が壊滅する危険性がある。
専門家達だけでなく政治家達もまた、このような結論に達した。
気候変動世界週間の開幕を宣言した国連は、22日から第64回国
連総会の枠組みで機構変動サミットを開催する。
この話題に関しロシアの声の記者は次の様にまとめている。

気候変動サミットには120人以上もの各国首脳が参加する予定だ。
ロシアからはシュワロフ第一副首相が出席している。
ニューヨークの街は気候変動難サミット開催に併せ、前例の無い安
全対策が講じられている。
アメリカのニューヨーク市警察本部長は、気候変動世界週間の間、
ニューヨークは難攻不落の都市へ変貌すると言明した。

気候変動サミットの開催目的は今年12月にデンマークで開かれる、
国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議に向けた、総括合意
文書を作成するために必要な力を結集させることだ。
サミット開催を呼びかけた国連の(舌がもつれる女性アナは「こく
めん」と言った)潘基文事務総長は国連加盟国は、コペンハーゲン
での国連気候変動枠組み条約締約国会議の場で、包括的でかつ
科学的に根拠のある結果を得るために政治的意思を結集しなけれ
ばならないと言明した。
潘基文事務総長は世界の首脳らが気候変動サミットで、基本的な
問題を話し合い、その結果サミット参加国の指針となる原則と、共
通の見解を作成できるだろうとの考えを示している。

サミット主催者は関係当事国が一つの問題に対し、異なる切り口
で話し合うことが出来ると考えている。
つまり大気への温室効果ガス排出レベルを低く保ったままで、持
続的に経済成長をするために、あらゆる国々の経済が変化する必
要があるという問題だ。
現在、総括合意文書案に関する話し合いが暗礁に乗り上げている。
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、大気への温室
効果ガスの排出量削減に対する責任に付いて、先進国と発展途上
国の見解が分かれている以上、話し合いは失敗に終わるであろう
との見方を示した。

これに関しロシア・リスク危険センターの所長は次の様な見解を示
している。
「先進国は温室効果ガスを排出量削減に関する、積極的な政策を
引き続き進めていかなければならない。先進国は相応の義務を負
っているのだ。
西側諸国でこの問題において主導的役割を果たしているイギリス
は、昨年2008年に世界で初めて然るべき国内法を採択した。また
アメリカも同様の法案が現在、上院の公聴会で検討されていると
ころだ。
一方、発展途上国は中国やインドを筆頭に根本的な温室効果ガス
排出量削減に応じる準備が整っていないという立場を取っている。
と言うのも排出量に限界を設けると、発展途上国の経済成長のテ
ンポが著しく鈍り、現在の経済危機のなかでこれは余りに望ましい
こととは言えないからだ」
所長はこの様に述べている。

欧州委員会委員長は先進国は気候変動対策費用として、発展途上
国に対し毎年1500億ドルを拠出すべきであるとの見解を示している。
一方、発展途上国もまた温室効果ガス排出量削減のためにしなけれ
ばならないことを明確に認識する必要がある。
こうしたなかニューヨークで開かれる気候変動サミットは、各国の立場
の歩み寄りを促すことを使命としている。

発展途上国の市場とくらし


明石書店

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9月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

ソチで行われた第2回国際投資フォーラム

2009-09-24 | ラジオ
9月18日、黒海沿岸の保養都市ソチで開かれた、第2回国際都市フ
ォーラムでは国と民間のパートナー関係、国内の運輸、住宅公共部
門を拡大させることが主なテーマとなった。
フォーラムには国内外の8000人の政治家、ビジネスマン達が集まり
世界の投資の一中心地としての、ロシアの抱える今後の展望に付い
て話し合われている。

これに出席したプーチン首相は開会の辞を述べた中で、政府は世界
危機の最悪の時期を脱したとは言え、これに甘んじて流されてはな
らないとして次のように語っている。
「危機を過去のものとするのは誤りだ。世界経済がこの先、首尾よく
発展していくだろうという幻想を抱いたまま進んではならない。
現在必要なのは危機を生み出した、システムの問題を解決するとい
う作業を続けること。そしてそこから重要な教訓を学び取ることだ。
危機の中でロシアは経済の多角化が充分に行えなかった事や、国内
の金融システムが弱いこと。
そして不完全なインフラなどの問題に取組んでこなかったことを、はっ
きり感じとったわけである」
プーチン首相はこのように述べている。

経済の近代化を行う上で、国は民間投資に立脚していく。
フォーラムで発言に立った政府の役人は、国内の事情体が国外に資
金を持ち出すのではなく、ロシア国内に投資するよう政府が関心を高
めることを支持している構えであることを説明した。

世界危機の大きな渦の中で翻弄されている外国のビジネスにとって、
ロシアは経済の自由化、反独占の強化、行政の障害除去の方向で歩
みが進められているという点で魅力がある

フォーラムではさらにロシア(???)に投資を行う、外国投資家に対しては
国内のビジネスを支持することは、最優先に行わなければならないもの
の、現在の国の体制を見直すことはないということが確認された。
これに関してプーチン首相は間髪いれずに、再び西側を非難しロシアの
企業は、ロシア国内で活動をする外国企業に比べ、国外において最悪
の条件を飲まされていると述べた。

このフォーラムではビジネス会談や交渉の場が設けられている。
世界危機の影響で契約締結に至った件数は少なかったものの、昨年に
比べ参加した外国人の数は大幅に増えている。
これはロシアに対する関心が高まっていることを示すものだ。
また投資の呼込み高においてロシアが、世界のリーダーの座を占めるこ
とも経済戦略の最優先課題の一つとなっている。

今年上半期でロシアに流入した外国からの資金は170億ドルに達した。
フォーラム開催の前日、国連の専門家たちは報告書を見直し、世界最大
の直接投資を受けるベスト5の国にロシアを含めている。
フォーラムではロシア実業界は輸送、エネルギーインフラ、遠距離通信、
デジタルテレビの分野をはじめとし、外国との投資協力を行う準備がある
ことが表明されている。

こうした外国の投資家にとっては2010年に、ウラジオストクで行われるAP
ECサミットに向けた大掛かりなインフラ建設計画が、最も魅力的なプロジ
ェクトとして興味をひいている。
またロシア市場の資本容積の大きさは、2014年ソチオリンピックに向けた
大規模な施設の建設を見ても判るだろう。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない
何箇所か「はのをにも」の使い方が変

9月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

9月21日から始まったメドヴェージェフ大統領のスイス公式訪問

2009-09-23 | ラジオ
メドヴェージェフ大統領は初のスイス公式訪問を前に、スイスのジ
ャーナリスト代表と会見した際、ロシア政府は自分達が提案したヨ
ーロッパ安全保障に関する新条約に対して、国際社会の支持が集
まるよう期待していると述べた。
ロシアそしてソ連時代を通じてロシア及びソ連の最高指導者、つま
り大統領或いは書記長がこれまでスイスを公式訪問をしたことはな
かった。

メドヴェージェフ大統領はすでにスイスに到着したが、スイス政府及
び実業界の代表者たちとの会談を積極的にこなす事になっている。
また今回の訪問は対ナポレオン戦争で、ロシアが勝利した後、スヴ
ォロフ将軍が指揮するロシア軍部隊が、伝説的なアルプス越えをし
てフランスへ遠征してから丁度210年周年に当たる記念日に併せて
実施されている。

ロシアの声の記者はスイスから次の様に伝えている。
「スイスは永世中立国であるため帝政ロシア当局が、当時指名手配し
ていたロシア革命家たちが身を隠していた。
そうした亡命ロシア人の中には1917年の、ボルシェビキ革命の指導
者レーニンも居た。そして今も中立という立場はこの国に、特別の状
態を付与している。
スイスは中立国であるため直接的な意味での、紛争国同士が中立の
場で交渉することが可能だ。
それ以外にスイスは外交関係を断絶した第三国の利益を代表してい
る。
例えば1955年スイスはイラクにおけるソ連の利益を、また1982年のフ
ォークランド紛争の際にはアルゼンチンにおけるイギリスの利益を代表
したし、現在もキューバやイランにおけるアメリカの利益、アメリカにお
けるキューバの利益、そして昨年ロシアがグルジアと断交した後は、グ
ルジアにおけるロシア連邦の利益を代表している」
ロシアの声の記者はこのように伝えている。

今回のメドヴェージェフ大統領のスイス訪問の重要性は、両国の最高レ
ベルで二国間問題のみならず、ヨーロッパの安全保障をはじめとした、
国際問題の幅広い?)に付いて意見が交換される点にある。
メドヴェージェフ大統領はスイス当局がロシアのイニシアチブを支持する、
あらゆる根拠が存在している。
何故ならスイスはブロックドクトリーとは関係のない特別の国だからだと
指摘した。

ロシア議会上院連邦会議国際問題委員会副委員長は、ロシア政府とス
イス政府の間で合意がなされれば、それはロシアのイニシアチブ実現に
向けた前進において、かなりの貢献を果たすだろとしている。
「メドヴェージェフ大統領のスイス公式訪問で注目されるのは政治、経済、
観光、文化のそれぞれの分野におけるロシアとスイス間のダイナミックに
発展しつつある対話を調整することになる。7つのたいへん重要な文書の
行方だ。
そして大統領の訪問中、討議のための重要なテーマの一つ、スイス側の
気分から判断するに重要な政治的な合意採択に沿って、重要なテーマの
一つになるのは、やはりヨーロッパの安全保障問題だろう。
ヨーロッパ北大西洋地域に新たな安全保障機構を、構築すべきだというメ
ドヴェージェフ大統領のイニシアチブに、スイス側が示している関心が、大
統領のイニシアチブ前進に向け多大な貢献を果たすであろうことは全く疑う
余地は無い。
私の知る限り今回の大統領の訪問では、とても重要な政治的な決定の数
々が期待されている。
いずれにせよロシア側はスイス側と共に訪問が単に成功するだけではなく、
ある程度歴史的なものになるよう非常に多くのことをしたといって良いと思う」
ロシア議会上院連邦会議国際問題委員会副委員長は、、この様に述べてい
る。

(?)は聴き取れない

物語 スイスの歴史―知恵ある孤高の小国
(中公新書)


森田 安一
中央公論新社


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9月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル