たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

GOTOトラベルで東北旅行④花巻から北上へ、夏油温泉郷・瀬美温泉へ

2020-11-18 19:23:28 | 国内旅行
花巻は「雨ニモ負ケズ」の詩人で童話作家、
宮沢賢治のふる里ですね。
東北本線花巻駅、新幹線の新花巻駅の周辺には、
記念館や童話村、イーハトーブ館など、
賢治に関わる施設があります。

以前、記念館を見学したことはあります。
今回は「わんこそば」に挑戦することにしていましたが、
あいにくなことに、全店休業日に当たってしまい、
思いを残して花巻を後にしたことを、
この東北旅シリーズの第一回目で記しました。



花巻駅発13時19分の東北本線で、
2駅先の北上駅に向かいます。230円。



北上駅には初めて降りました。
東北、秋田新幹線の列車も止まる、
大きな駅舎になっています。





今夜の宿は夏油温泉郷・瀬美温泉美人の湯です。
お迎えの車のドライバーさん、
「30分ほどかかります」と走り出しました。
乗客は私たちの二人だけです。







夏油温泉郷までのアクセスは「いで湯ライン」です。
名残の紅葉に染まった山道を夏油川に沿って走ります。



沿道には鬼のテーマ博物館「鬼の館」の看板があります。
残照に染まる紅葉の山里、銀色に輝くススキの穂が揺れています。



案内によると「いで湯ライン」には、
瀬峯坂温泉、水神温泉、瀬美温泉、入畑温泉、夏油温泉、
合わせて10軒の温泉施設が沿道に続くという。





瀬美温泉美人の湯に着きました。
季節は既に終わっていると言われましたが、
宿の周囲は紅葉に染まっていました。
夏油高原の豊かな大自然のなかに佇む「瀬美温泉」。
紅葉に山間に佇む舘の雰囲気はレトロな感じです。


瀬美温泉の全景、ネットから採集



本館・山吹の花の玄関前には当地の伝説の、
鬼剣舞のお面が出迎えてくれます。
この鬼には「角がないです」。そのわけは、
人々を守る「仏様の化身」だからだそうです。



受付ロビーに案内されました。
例によって検温、体調のチェックと手指消毒です。
思うに、こういうチェックは当分続くことになるでしょう。



●新型コロナ感染が過去最多に
 感染拡大の歯止め策は???


全国的にコロナ感染者が急増しています。
「GOTOが感染を全国に広げている、止めるべきだ」
と大合唱する勢力が多いです。

「GOTOトラベル」止めたら感染が止まるのか??
せっかく動き出した交通・観光事業も止まってしまう。
当分続く「ウイズコロナ社会」にどう対応するのか。
政府の対応もさることながら、
まず、自分たちがどうするのかが問われている。
GOTOトラベルが「感染拡大」主因であるというデータはない。



日常の油断やマスクルールをないがしろにする。
発症未満のウィルス保菌者が大勢いる現在。
まず、自分もそうではないかと疑うことです。

利用者も自分の危機管理に十分注意して、
人様にはもちろん、利用施設にも迷惑を掛けない、
「ウィルス菌」を持ち運ばない。
「施設に持ち込まない」事に心がけるべきです。

道中、休憩中やもちろん日常的にも、食事中でも、
「密接・密集」でしゃべくらない。
口に物を入れるとき以外はマスクをする。



100人が日常的にしっかり守っても、
一人か二人の不心得な輩が居る限り、
「新型コロナウィルス」の拡散は防げない。
政府の施策が不十分だとするのは間違っている。

それとも外出禁止、罰金政策を望むのですか。
権力による「強権発動」を許容しますか。

民衆の一人として妙案があります。
昨今、評判の「日本学術会議」の学者さんに、
「新型コロナウィルス」の防疫と経済回復について、
人文・社会科学的に政策提言をお願いしたい。
菅政権のサポートにもなるはずですが……。