たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「17歳の肖像」少女の恋はオックスフォード大学への門

2010-05-22 06:52:53 | 劇場映画
        
               教科書だけでは人生は学べない。
            教科書だけの人生にも救われる。

イギリス映画「17歳の肖像」を東京・日比谷の映画館で観て来ました。
原題は「An Education」教育です。



2009年のアカデミー賞の作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされた「17歳の肖像」。
主演のキャリー・マリガンは、オードリー・ヘプバーンの再来と、
イギリスのメディア発で話題になった映画です。



1961年。英国ロンドンの郊外。高校に通う16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は、
オックスフォード大学を目指す優等生で、教師からも期待の星。
ラテン語だけが少し苦手だった。
チェロのレッスンに通ったりしているが退屈な日々だった。

ある日、レッスンの帰り雨に降られてバス停で雨宿り。
チェロケースが雨に濡れている。そこへ、
1台の高級車が止まって運転席の窓が開いた。
「きみのチェロが心配だ」退屈な日々が一変した。
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あとは、ぜひ映画館で観て下さい。きっと、何かが心に残るでしょう。



ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の国。
伝統的なイギリスの街並みが美しい。
学校、教会、社交パーティ、オークション風景が映像として楽しめる。



「ヘプバーンの再来」と、アカデミー賞の前評判でも話題になっていた、
キャリー・マリガン(Carey Mulligan)。
スクリーンで拝見して見ると、オードリーとは違うなー、
あの清楚さと品格と愛らしさには及ばない。



大人と少女の恋といえば、オードリーとクーパーの、
「昼下がりの情事」が記憶にあります。古いですね。
この映画でもチェロがヒロインの小道具として使われていた。
チェロと美少女は絵になるようですね。
 たにしの爺、キャリー・マリガンとは、スクリーンでは2度目の対面だということを知りました。イギリス映画『プライドと偏見』で5人姉妹の4女の役で女優デビューしている。
この映画も、イギリスの美しい風景とともに、5人姉妹の結婚願望を描いた佳品だったと記憶しています。
長女役のキーラ・ナイトレイの美しさに見とれていて、姉妹の中にキャリー・マリガンは知らなかった。

「プライドと偏見」英国のお城舞踏会に吹く恋風

 それにしても日比谷で映画を観たのは何年ぶりだろうか。
日比谷のみゆき座に行くのは、大人のデートコースの定番であった時代もあった。
 たにしの爺には無縁であったが。