たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

日本海の北海道⑤ 日本海オロロンラインに沿って小平の鰊番屋まで

2015-11-10 10:20:17 | 国内旅行

旅の2日目は稚内から小樽までの日本海に沿って南下します。
ルートは「日本海オロロンライン」と言われる海岸道です。
稚内、天塩、羽幌、苫前、小平、留萌、増毛、石狩、小樽に至る日本海の道です。





バスは稚内の市内を抜け、サロベツ原野の中を走ります。
窓の外には幾つもの牧場が広がり牛が草を食んでいます。





閉鎖して牛舎だけ残っている牧場跡もかなり見られます。
厳しい現実が感じられます。





かつて酪農家のシンボルといわれた塔型のサイロが所々に放置されています。
代わって飼料をビニール袋で包む「ラップサイロ」が黒白の袋に入れられて置かれています。
牧畜北海道のシンボル・サイロはビニール袋に代わってしまっていることを知りました。

最初の休憩は天塩の道の駅「てしお」です。









次の休憩地は羽幌町の道の駅「サンセットプラザはぼろ」です。
オロロン鳥の生息地、天売島・焼尻島は羽幌町に属します。
バスの右側に広がる日本海は、かつてはニシンの漁場で栄えた海です。





甘エビの水揚げが日本一という町です。
ご当地グルメ「エビしおラーメン」が評判だと書かれていましたが、
残念ながら休憩時間があまりなくて食べられませんでした。
お土産用に2人分買ってきて家でつくりました。
まろやかな塩味が後に残り、昆布味とのからみがいい塩梅でした。





オロロンラインは天売島に住む海鳥オロロン(ウミガラスの別名)にちなんだものだという。
最近はめっきりオロロンの営巣が見られなくなって、
繁殖数も激減して危機状態になっているとガイドさんが説明してくれました。







窓の外は荒波の日本海です。





本日の最初のハイライト小平(おびら)町の「鰊番屋」に着きました。
<この項続く>

2 コメント

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自然の中の生き物 (屋根裏人のワイコマです)
2015-11-11 16:31:39
北海道ですか・・いいな~~ 
海鳥オロロンが次第にその数を減らし
そのうちに、信州の雷鳥と同じように
自然の中ではホントに見られなくなりそうです
今の世の中のどこかが違う・・何かが
オロロンを住み難くしているのでしょう
人間も住みにくいのですから、海鳥も
同じでしょうが・・人間は増えるばかり
野鳥は減るばかり・・なんか??考えさせられます
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公開が遅れました (管理人の爺)
2015-11-13 17:18:43
ワイコマ様。
かつては群生していた生き物たちが、
絶滅危惧種とされているデータは限りなくありますね。
地球的規模による気候変動やその原因となっている、
人間の営為がもたらしている所為によるものです。
生物の多様性保全が地球的課題ですね。



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