たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

戸隠古道 戸隠神社奥社参道 杉並木を歩く

2011-09-17 14:30:00 | 国内旅行

雨模様の神域 杉並木は古代伝説への道

この夏、長野市に行く機会があったので、一泊して、かねてから訪れてみたいと思い、
これまでチャンスがありながら、果たせないでいた戸隠神社に詣でてきました。

ホテル前のバス停から、淺川ループライン経由、
キャンプ場行き急行バスに乗ったのは9時30分。小雨模様ながら、空は明るくなってきた。
急勾配のカーブを曲がりながら林道の中を、神域に入っていく。
奥社入り口に着いたのは10時半を過ぎていた。寒い、雨が降り続いている。
マップガイドによると奥社まで40分とある。





馬車止めの脇の大鳥居をくぐって歩き始める。
小石の道の両脇は小川がさらさら流れいてる。
20数分で赤い板壁でできた隋神門に着く。





この辺り来ると、両側の杉並木の巨木が圧倒する。
ここから奥社まで700メートル。
両脇には百数十本の杉の大木、樹齢は400年を超すといわれる。



道はいよいよ、上り坂になって、きつい。
太古からの歴史が重責する巨大杉の神木が凄さを増す。写真を撮っている余裕がなくなってきた。ようやく上り詰めて九頭龍社の前に出た。脇には小さな社務所がある。
そこから、剣呑な峰で知られる蟻之塔渡り、八方睨で知られる、修険行者の戸隠山、九頭龍山への登山道が始まる。
今のたにしの爺には、とても近づける山ではないようだ。



さらに右奥への石段を登ると奥社の前に出る。
戸隠神社奥社である。ようやく永年の念願がかなった。雨はすっかり上がったようだ。
だが残念なことに、天照大神が天の岩屋に引きこもり、天下は暗闇となった。
怪力無双の天手力雄命が天の岩戸を開け、投げた岩戸が戸隠山、九頭龍山となったといわれる。
「戸隠山岩戸伝説」の岸壁が霧の中に隠れている。
想像を絶する岩の壁だと聞かされてきた岸壁は、姿を見せてくれなかった。
出直しなさいというサインかもしれない。



雨もすっかり上がり、帰路はのんびりぶーら、ぶーら。神域の冷気が清清しい。
行き交う人たちも増えてきた。
バス停前に戻り、名物の「戸隠そば」を賞味。ハイ満足でした。
帰りは戸隠バードラインの急坂、七曲りコースで長野駅へ。

今回は、奥社のみの戸隠し詣でしたが、戸隠神社は5社からなっている。
宝光社、中社、奥社、九頭龍社、火之御子社。それぞれ古代伝説の起源を持っている。
いずれ5社詣でに出かけたい。そんな思いの残る旅でした。

戸隠神社ホームページ

3 コメント

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パワーポイント (げんごろう)
2011-09-19 10:43:52
ついに念願のパワーポイント戸隠神社に御参りできて良かったですね。小雨の中パワー感じましたか。写真の杉の大木の並木道、いかにも太古の神々しさが迫ってくるものを感じます。
 不思議なことにげんごろうの仮の姿も杉の木立に見え隠れしていますね。
 次の機会があればいいですね。
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神が棲む (たにしの爺)
2011-09-19 18:24:02
ゲンゴロウ様には、
久しぶりのお目通し頂きました。
遠い道のりでしたが、
ようやく参詣できました。

行って見れば誰でも行けるところでした。
きっとヤモリやゲンゴロウも、
樹間の葉裏に潜んでいるのでしょう。
爺には分かりませんが。
カメラに写っていますか。

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戸隠へ? (みよこ)
2011-09-21 16:38:31
戸隠奥社までお疲れ様でした!
私のずいぶん昔に歩いたことがありますが、
今は車で戸隠周辺でお蕎麦を食べて!ぐらいで済ませてしまいます。

杉の大木の中をゆっくり歩きたいです。
きっと行ってきます。
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