たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

奇跡の実話・映画「風をつかまえた少年」を見ました

2019-08-11 10:21:48 | 劇場映画

暑中お見舞い申し上げます。

令和元年8月12日に、
「たにしの爺」gooブログが5000日目になりました。

爺がブログを開設したのはもっと前で、
gooブログに移る前にASAHIネットのブログサービス、
「アサブロ」にお世話になっていましたので、
実際のブログ経験は5000日より遡り、15年超になる。



それはそれとして、
5000日目のメモリー記事は何にするか、
爺ブログの中心は「徘徊日記」ですが、
眼の養生と酷暑のため、徘徊は避けているので、
久しぶりに「映画」ネタをメモリー記事にしました。

キウェテル・イジョフォー初監督作「風をつかまえた少年」
2018年製作/イギリス・マラウイ合作/配給:ロングライド。

何故この映画を知ったのか。
NHKの語学講座「世界へ発信 SNS英語術」
Eテレ金曜日、この番組をときどき見ているのですが、
この日、映画の原作者であり、モデルになっている、
ウィリアム・カムクワンバのインタビューが教材でした。



その中で、以下のようなフレーズがありました。
「人に魚を与えるのではなく、魚を捕る方法を教える」ということです。
今日の解決だけを考えれば、今日一日の魚は手に入ります。
だけど魚を捕る方法を学べば、未来を考えていることになります。

自家製の風力発電で未来を切り開いた14歳の少年の実話。
爺はこの映画を見たくなりました。
上映館を調べてみましたらとても少ないです。
シネコンでは上映館がありませんでした。



千葉では一館だけ「千葉劇場」がありました。
これまで行ったことがありません。
千葉駅からモノレールに乗って葭川公園駅。

街中の昔ながらの単館映画館でした。爺好みですね。
キップから場内案内まで女の子が一人で仕切っていました。
とても伝統のある映画劇場のようでした。


同映画館のホームページから

千葉劇場の前身は戦前からで、空襲で焼失したが、
戦後、再建されました。平成5年に改築し現在に至るという。
シネコンとは無縁で良質な作品を提供している。
この回の観客は30数人、女性が多く高齢者が主流でした。

前口上が長くなりました。
映画は、アフリカの最貧国のひとつマラウイ共和国。



2001年、大干ばつが襲う。枯れ立ちのトウモロコシ畑に、
熱砂の渦巻く強風が吹き渡り、乾ききった大地に水はない。
村中が飢饉に、わずかばかりのトウモロコシの粉を奪い合う。

14歳のウィリアム・カムクワンバは学費を払えず。
学校からは通学を拒絶され通学を断念するが、
図書館管理の先生の計らいで一冊の本と出会う。



「風のエネルギー」ENERGY
風力発電のできる風車で畑に水を引くことを思いつく。

祈りで雨を降らせようとする村で、誰も信じない夢の実現へ
ウィリアムの思いが周りを動かし始める。
後は映画館でどうぞ。



大昔の話ではありません。2001年のことです。
アフリカの現実、教育の大切さ、感動です。
ウィリアムは2013年タイム誌「世界を変える30人」にも選ばれました。

監督のキウェテル・イジョフォーは、
アカデミー賞作品の「それでも夜は明ける」の主演俳優で、
(このブログでもレビューしています)
初の映画監督デビューを果たした作品だという。

「風をつかまえた少年」公式サイト。