大相撲初場所で14日目に初優勝を決めた大関・稀勢の里、
千秋楽結びの一番では両親が見守る中で、
横綱・白鵬に勝って14勝1敗として、
横綱昇進へ確かな実力を証明しました。
表彰式で初めて天皇賜杯を抱き、優勝旗を受けた後、
優勝インタビューに答える稀勢の里は
「優勝までずいぶん長くなったが、
たくさんの支えがあって、ここまで来られたと思う。」
と何度も涙をぬぐいながら答えると、
館内は感動の嵐、祝福の歓声に包まれました。
嬉し涙に目をウルませていた両親も、
表彰式には笑顔になっていました。
きっと、牛久大仏も微笑んでいるでしょう。
今場所は高安、御嶽海、勢、負け越したけれど正代、遠藤ら、
若手の四つ相撲の正統派力士の活躍が目覚しく、
来場所からは、日本大相撲王道派の稀勢の里と、
押し、寄りの力の入った土俵が期待できそうです。