たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

数十年に一度咲く花 アオノリュウゼツラン

2012-08-04 21:54:41 | 花とつぶやき

数十年に一度咲く珍花のアオノリュウゼツランが、
千葉県市川市の植物園で咲いているというニュースを知り、
爺も炎天下見てきましたので報告します。

アオノリュウゼツランは南米メキシコが原産地。
開花までに数十年かかるという。
同園によると、
5月中旬から花茎が伸び始めて、
7月下旬になって、
黄色の花が咲き始めたと、
メディアは伝えています。

同園は今年で開園25年。開園当初に株を植栽し、
これまでに開花したことはなかったという。

写真のように、花茎がいくつにも枝分かれし、
その先に無数の小さな花が咲いています。
下の方から順に開花して上に上っていき、
約1カ月間咲き続ける見込みとか。
すでに下の方は枯れ始めている花もみられます。




アオノリュウゼツランはメキシコ原産で、
開花は40年から50年に一度とされていて、
同園に移植される25年前には、
どこかに植栽されていたのでしょう。

Webの植物図鑑によると、
アオノリュウゼツラン (青の龍舌蘭)
学名 : Agave americana
科属 : リュウゼツラン科リュウゼツラン属
別名 : リュウゼツラン
メキシコ原産の常緑多年草。
葉は多肉質で刺があり、長さ1.5m、幅30cmほどに育つ。


100年目に花を咲かせた後、枯死するということから、
英語名をcentury plant(100年植物)という。
しかし、実際には50年以下でも開花し、
直ぐには枯死しないことも確認されているようです。


温室管理事務所の窓口には花粉を採取した標本があり、
香り(匂い)を嗅がしてくれました。

 えっ、どんな匂いか知りたい???
 南米女性の濃厚な体臭を感じさせる生臭さ、とでも言いましょうか。
 ちなみに、肉厚の葉には鋭い棘があり、
 葉肉はテキーラの原料にもなるという。

8月一杯は咲いているようです。
 一生に一度しか見られない花ですね。