たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

映画「パブリック・エネミーズ」ギャングの純愛

2010-01-21 08:05:27 | 劇場映画
     
       あなたは何者なの?
              ジョン・デリンジャー
              銀行強盗さ
              それって口説き文句?

              俺の好きなもの
              野球 映画 高級服 速い車
              そして君

今年最初に見た映画パブリック・エネミーズの公式サイトの予告編には、こんなセリフが続いている。

大恐慌時代の1930年代、アメリカはシカゴで、
市民からの好感度№1だった実在の銀行強盗、
ジョン・デリンジャーの華麗なる生涯を描く。
かっこよすぎる銀行強盗の純愛ストーリー。

大恐慌時代。太るのは銀行ばかり。
電光石火のごとく銀行を襲っては、大金庫から金を奪っていく、
市民の金には手を出さない。
銀行強盗犯ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)は相当のイケメン男だ。



ギャング団が集まる場所といえば夜の酒場・ナイトクラブ。
新しい襲撃計画の謀議中に、ジョンは一人赤いドレスの美女
ビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)と目が合う。
一目惚れしてしまったジョン。

仲間を決して裏切らない、結束の固い銀行強盗団の前に、
FBI長官J・エドガー・フーバー(ビリー・クラダップ)と
メルヴィン・パーヴィス(クリスチャン・ベイル)ら捜査官の、
厳しい捜査の手が迫っていた。

「やつは必ず来る」
愛する女のもとへ

この映画は史実をもとに作られたもので、
アメリカでは禁酒法が施行されていた1930年代、
銀行強盗団のリーダーだったカリスマ的ギャング、
ジョン・デリンジャーと、
創設されたばかりの米連邦捜査局FBIの陣頭指揮をとった、
捜査員メルビン・パーバスとの対決を描いたもの。



銀行強盗団もFBIの捜査官もソフト帽、クラシカルな三つ組みの黒いスーツ、ロングコートをビシッと決め、
クラシックな自動車に横乗り、マシンガンを撃ちまくる姿は実に絵になっている。

始まりから終わりまで、
軽機の弾ける甲高い音、マグナム弾の衝撃音が映画館中に響き、
自分の身体中に銃弾を浴び、
蜂の巣になっているギャングになった気分の2時間20分だった。

・監督 マイケル・マン
・キャスト
 ジョン・デリンジャー ジョニー・デップ
 ビリー・フレシェット マリオン・コティヤール
 ウォルター・ディートリヒ ジェームズ・ルッソ
 ハリー・ピート・ピアポイント デイヴィッド・ウェンハム

「パブリック・エネミーズ」というのは(社会の敵NO.1(Public Enemy NO.1))ということで、FBI最初の指名手配のことだという。
 この項未完