たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

崩壊していく過疎集落に吹く荒風

2005-12-16 20:45:36 | Journalism

衝撃的な映像を見た。NHK、12月15日(木)放送、クローズアップ現代「故郷が消えていく」

誰も住む人のいなくなった集落の「鎮守の宮」を解体、焚き上げている。この集落だけが例外ではないという。

 今、日本全国で急速に「ムラ」が姿を消そうとしている。農水省の統計によれば、前回の調査に比べ、わかっているだけで、全国で五千もの集落が消えた。
 多くの集落では行政サービスの低下とコミュニティとしての機能が崩壊する中で、高齢者だけが取り残され、消滅の危機に晒されている。集落の消滅は、山林や田畑を荒廃させ、土砂崩れや地滑りを多発させているという。(この項NHK)

「もーいいかい」「まーだだよ」--湧水田で聞いた子どもらの声は、空ら耳だったのだろうか。

コマーシャリズムの行き着くところ、
日本の「田園崩壊」に拍車がかかった。
たにしがアブクを噴いた。