ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

クリスマスツリーを用意する

2013-12-13 | ルーマニア・ブカレストの日常
 

12月は日本では師走、何もなくても誰もが何かとあわただしく感じる季節ですが、ルーマニアではクリスマスムードが少しずつ高まってきました。先月30日の聖アンドレイの祝祭日(=ルーマニア正教の宗教上の聖人)に引き続き、12月1日はルーマニア統一記念日のお祝い。



そして12月6日は、サンタクロースの起源となったといわれているモシュ・ニコラエ(=ニコラエおじいさん)の祝祭日。サンタクロースの言い伝えのように、子供達が寝る前にベッドのそばに置いたブーツ(=ここでは靴下ではなくブーツ)のなかに、おもちゃやお菓子をもらう日。
 


デパートやショッピングモールではすでにクリスマスツリーが飾られているけれど、各家庭ではこれから。と言うのも、クリスマスツリーは、新年の飾りも兼ねていて1月の中旬ごろまで飾るのです。日本では25日が終わったらあわただしく片付けて、迎春の飾り付けに衣替えするけれど、ヨーロッパではこれは新年の飾りでもあるのです。だから、あわてなくてもまだまだ大丈夫、という感じ。
 


とくに生木のツリーは、今週になってから出回り始めました。飾ってしばらくは針葉樹独特のいい香りがするので、クリスマス直前に飾る人も多いです。ちゃかりのブカレストっ子の中には、直前になるとツリーの価格が下がるから、という人もいます。
 
大学生活のためにブカレストに出てきている学生達、やっぱり楽しみはクリスマス休暇に実家に帰ること。大学の授業が終わるのはだいたい12月第3週、それから実家に帰り、大掃除を手伝ってツリーを飾り付けするそうです。
 


森林保護で生木のツリーに反対する人たちもいるけれど、毎年街頭にはたくさんの生木ツリーが並びます。大きなツリーを小脇に抱えて家路を急ぐ人を見ると、いよいよクリスマスが近づいてきたな、という感じ。
 
我が家ではこの週末にツリーの飾り付け。ツリーは天井にも届くほどの大振り、マイダーリンが何年も前にマラソン大会で入賞して貰ったもの。プラスチックのツリーですがルーマニア語では「brad de artificial」、“芸術的”な飾り付けになるかな。



生木のツリー、お値段は?:
天井まで届くほどの2.5m位はありそうなツリー、ブカレストでは200レイ位(=約6000円)します。田舎へ行くと60~80レイくらいで、運搬費などを考えると致し方なし。



大人の肩くらいの高さのこのツリーは130レイ(ブカレスト価格)。



端材でつくった生木のリースは3レイ。これはお買い得かも。これでも十分いい香りがします。エコロジーな友人は、ツリー売り場に落ちている可哀相な枝たちを集めてきてリースを作るそうです。もちろん彼女は森林保護推奨派。



生木の香りはなにものにも変えがたいけれど、売れずに廃棄分も多いし、家で飾り付けをしてもらったとしても1月中旬以降に生木のツリーがゴミ置き場に出されているのを見ると、やるせない気持ちになります。自然はなにものにも変えがたい、と言い換えるべきか。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑