久しぶりに大阪市内から電車で30分ほどかけてクロイトトンボの撮影に行ってきましたのでその姿を紹介しましょう。
昆虫網、トンボ目、イトトンボ亜科、イトトンボ科に属するクロイトトンボの大きさは(27-37mm)昨日紹介したモノサシトンボ科のモノサシトンボ(39-50 mm)と比べると、小ささが際立っています。
クロイトトンボは、平地や丘陵地の水草の多い池に多く、都市部でも普通に見られるイトトンボで、腹部先端の青色部を除いては、ほとんど黒いのが特徴です。
クロイトトンボ属にはクロイトトンボ、オオセスジイトトンボ、セスジイトトンボ、オオイトトンボ、ムスジイトトンボの5種が存在しています。
クロイトトンボ属の各種はよく似ていますが,肩縫線上の淡色斑の有無及び眼後紋の形状と後頭条の有無で判別することができるそうです。
クロイトトンボは肩縫線上の淡色斑がなく,後頭条がない.また♂は成熟すると体全体に青白い粉を吹くのが特徴で、♀は緑色タイプと青色タイプの2種類が存在するようです。
イトトンボには眼後紋(がんこうもん)と呼ばれる目の後ろに特徴的な紋を持つものがいます。
クロイトトンボには、体色に合わせた小さめの眼後紋があり、他のイトトンボの仲間と見分けるときの参考になります。
こうしたイトトンボの体の一部を確認するためには写真撮影が無難です。しかし全長が3cmほどしかないイトトンボなので大きく写すのは難易度が高いですね。