昨日の記事に続いてソリハシセイタカシギの写真と一緒に渡り鳥の移動追跡に使うジオロケーターを紹介しましょう。<・・・>が引用部

<ジオロケーターの重さは、0.39g~2.0gや0.32g~3.3gという軽量タイプのものがある>・・・0.32gという軽さには驚きますね。

<最近GPSを利用した計量機器(ピンポイントGPS)が開発され、次第に利用されるようになってきた>

<この記録式ピンポイントGPSタグには最も軽い1gのものから、最も重い8gのものまであり、重いものほど多くのデーターを記録できる>

<後日に回収する必要があるジオロケーターやGPS機器の装着方法は、脚につける場合や腰の上に付ける場合があるが、小鳥類は腰の上に装着する例が多い>

<腰の上に装着する場合は、あらかじめ装着紐を8の字形に付けておいてから、それぞれの脚にくぐらせ装着する>

<コムクドリ(平均体重46.9g)の渡り追跡に使用したジオロケーターは、0.73g(体重の約2%)それを脚輪に取り付けた>

<ノビタキの渡り調査では、装着紐を含めて0.65gのジオロケーターが装着(ノビタキ体重の5%未満)された>・・・1円玉が1gなのでその65%しかない軽さ。

<装着する機器は軽いほどよいのはいうまでもない。上限は体重の5%までという5%ルールが推奨されている>・・・小型野鳥に装着する際にはヒモの重さも重要みたいです。

参考文献:鳥の渡り生態学 樋口広芳編