近所の干潟に飛来してくるダイサギです。今の時期は、繁殖期特有の婚姻色となっています。
暫く見ていると、ダイサギが狙い澄まして干潟のエビを捕まえました。
大阪市内の干潟にこんなエビが生息しているとは、全く知りませんでした。
エビの姿がよく判る写真を見ると左右の爪の形が違います。どうやらテッポウエビのようです。
NETで検索すると<テッポウエビは日本を含む東アジア海域に分布し、内湾の砂泥地に生息。日本各地の干潟で見られるテッポウエビ科の中では最大種>
<成体は体長50~70mm。第一歩脚は鉗脚(かんきゃく)として発達し、これを含めると100mmを越える>・・・下の写真にエビの鉗脚が写っています。
<第一歩脚は左右で太さと形態が異なる。大きい方は掌部(中ほどの関節からはさみのつけ根まで)は指部(はさみ)の3倍ほど長くて重厚、指部は短いが太くて鋭い>
<小さい方は逆に指部が掌部の3倍あり、咬み合わせ部分に隙間がある細長いはさみとなる。大きい方のはさみを一旦開いてかち合わせ大きな破裂音を出すことができる>
<干潟では巣穴を掘り返すと比較的容易に捕獲できるが、破裂音を出す鉗脚に挟まれると出血するほど強力なので要注意>・・・ということを知ってか、ダイサギは注意深く扱って最後に呑み込んでしまいました。・・・テッポウエビを調理して試食した人の記事を見ると、意外と美味しいようですね。