平日に急に休みが取れたので大阪城梅林に行ってきた。
地下鉄森之宮駅から入場無料の大阪城公園に入り、噴水のロータリーから続く道を左に行くと大阪城の東外堀に出る。
掘割の正面に大阪ビジネスパークのクリスタルタワービルが聳え、城壁の石垣と新旧のコントラストが面白い。
堀に沿って歩くと結構長い階段があり、そこを登ると南外堀の高い石垣と天守閣が姿を現し日本有数の城郭である大阪城の巨大さがよく解る。
この雄大な城郭を見晴らす景色は大阪が世界に誇れるものではないかと思うのでもっと整備に予算を使って貰いたいものである。
両側に歩道のある広い通りの右手が大阪城玉造口である。
巨大な石造の玉造口を入ると道は左に折れ、途中に石山本願寺の址という石碑があった。
そういえば織田信長が攻めあぐねた石山本願寺の跡地に天下を取った後の秀吉が作った城郭が大阪城なのである。
少し歩くと内堀に出るので今度は右に曲がり、内堀の高い石垣を見ながら坂を下るとそこが梅林であった。
平日の昼間であったが、天気が良く気温も上がってきたので大勢の見物客が繰り出している。
この梅林は1974年開園と新しいが、1,7ヘクタールという広さの中に93種1250本の梅が植わり、周遊して回るには十分な広さと梅の本数がある。
また梅の花には白、赤、ピンク、黄色、八重、枝垂れ等南部よりも格段に種類が多いので、梅林を回って飽きる事が無い。
梅林の中に入って弁当を食べながら梅の花見をしているグループがあちこちにいたが、桜の花見の前に梅の花見をして年に2回も花見を楽しむとは贅沢な話である。
見物客を良く見ると高齢者と幼稚園児の団体が多かったように思うが、こういうところで春を感じる余裕のある生活を今後も楽しみたいものである。
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