10月21日の「大阪市長杯 世界スーパージュニアテニス選手権大会」最終日、女子シングルス決勝は第1シードで15歳のクララ・タウソン(デンマーク)が第2シードで16歳のジェン・チンウェン(中国)を6-1 6-0で圧倒しました。・・・タウソンのサーブ
この大会のクララ・タウソンは、戦った5試合で失ったゲームが7ゲーム、決勝もいきなりタウソンが7ポイント連取して二人の実力差が際立つものでした。・・・全く同じように見えますが、後方のEの文字がずれているので別のサーブ。形が完成しているのでしょう。
タウソンのサーブは強力で、ファーストが入れば殆どがタウソンのポイントとなり、セカンドサーブも強力なボールが繰り出されていました。・・・フォアハンド
この試合ウンチェンが有利に展開を進めるシーンは殆どなく、ブレイクチャンスはわずか一回。タウソンはサービスゲームの半分近くをラブゲームでキープしていました。
タウソンは守備も安定、ウンチェンが左右に振り回しても、数ショットの打ち合いでウンチェンのペースからタウソンペースに移るシーンが続出していました。・・・フォアハンドを後方から
ウンチェンは、タウソンとラリーを続けるとジリ貧になるため、強力なショットでウイナーを取ろうとしてエラーが増える悪循環を繰り返す試合展開でした。・・・バックハンドも強烈でした
第2シードに登録されたチンウェンも相当強力なサーブを持っていましたが、クララ・タウソンには全く歯が立ちませんでした。
決勝戦の第2セットに入ると、タウソンは一段と攻撃的となり、早いサーブ、強力なリターンエース、ラリーの最後に鋭いウイナーと、段違いのテニスプレーヤーという一面を見せてくれました。・・・バックハンドのラケットにボールが当たった瞬間(選手とラケット前のボールを同時に写すことができました)
そのうちテニス4大大会でも、クララ・タウソン(デンマーク)の名前を聞くこととなるのかも知れませんね。左が準優勝のジェン・チンウェン(中国)