うっとうしい梅雨空が続きますが、健康のためにJR環状線弁天町駅から大阪市港区と此花区を結ぶ安治川大橋まで散歩してきました。
弁天町駅前
ありがたいことに、国道43号線が通る安治川大橋の両側には歩道があるので、歩いて橋を渡ることができます。
この橋は、下を船が通行できるよう、かなりの高さがあるために、歩道からの景観もなかなかのものでした。
安治川大橋から見た天保山大橋
まず、橋の西側を歩いてみると、万一の高潮や津波に備えたアーチ状の安治川水門があります。
かつて、大型台風が襲来した際に、安治川上流の中之島地区が高潮に襲われたことを教訓にここに設置され、万一の際にはアーチが回転して高潮を防ぐ機構となっているようです。
安治川水門のアーチの先にはユニバーサルシティのビル群が見えていますが、以前に比べるとかなりマンションが増えているようです。
さて、橋を先に進むと住友大阪セメントの工場があり、その北側にある六軒家川には水門がありません。
その謎は、安治川大橋の東歩道を歩くとすぐ判るのですが、六軒家川の水門は、安治川大橋の上流側にあるのです。
安治川大橋の東歩道からは、江戸時代に河村瑞賢によって開削された安治川が、不自然な直線状となっているのが良く判ります。
また、橋の高さが高いので、ここから北東方向にある梅田のビル群が見えますが、梅雨空だったのでクリアーな画像にはなりませんでした。
さて、安治川大橋の東歩道を弁天町に向かって歩くと、目の前に3棟の超高層ビルが見えてきます。
安治川大橋を車で渡るとあっという間に通り過ぎるこの景観も、徒歩で渡ればじっくりと楽しむことができるのです。
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