<夏に見たい鳥>とされるMFのイソヒヨドリ(全長23cm)の写真と一緒に手元の本(下記注)の記述を紹介しましょう・・・<・・・>が引用部

<ヒヨドリの名前がついていますが、分類上はヒタキ科(以前はツグミ科)イソヒヨドリ属の野鳥です>

<イソヒヨドリは海岸の岩場を中心に河口港湾などに生息、特に沖縄では数が多く、最も身近な野鳥の一つとされています>

<生息環境としては日本では海岸の磯にいることが多いですが海外では違います>

<英名のblue rock thrushは、岩場にいる青いツグミで、海を示す名前ではありません>

<実際にイソヒヨドリが生息している中東やヨーロッパ南部では山岳地帯の岩場で多く見られます>

<山と海の距離が近い日本では海岸に多くの岩場が存在するので、磯ヒヨドリとされたのでしょう>

<これに対してヨーロッパなどでは岩場は山岳地帯のものとなり、blue rock thrushとなったのでしょう>

<つまり海沿いであれ山岳地帯であれ、イソヒヨドリにとっては岩場でさえあればどちらでも良いということでしょう>

参考文献:(日本野鳥歳時記・大橋弘一著)