リッツ バリのメインエントランスとなる建物は、あずまや風のバリ様式で、中に入ると廊下の正面にはバリのホテルに特徴的な縁まで水が溢れた池がある。
エントランスの建物とロータリー
その先は、建物4階分低くなっている庭園があり、さらにメインプールとその向こうにインド洋が見えるというダイナミックで巧みなデザインがされていた。
池の手前を右に曲がると、オープンエアのフロントゾーンがあり、フロントの海側にせり出したエリアがリッツに特徴的な狭いロビーである。
リッツでは、友人宅に招かれたような心地よい雰囲気を目指すために、他の高級ホテルのようなゲストを威圧する巨大なロビー空間を作らず、狭いロビーの中に置いてあるデスクでチェックインする。
フロントの両側には、コンセルジュデスクがあり、向かって左側が日本語、右が英語のデスクとなっていた。
昼間、日本人の女性と日本人以上に日本語が達者なバリ島人のコンセルジュがいたので、ホテルの中にあるレストランとスパの予約をしたが、どちらも気持ちの良い応対であった。
フロントの後ろの壁には、3本の木製モニュメントが掛けられていたが、よく見ると建物の軒先にある部材のようである。
リッツ バリで吃驚したのは、パブリックゾーンにあるトイレで、このトイレは恐らくバリ島に数あるホテルの中で最も豪華なトイレの一つであろう。
扉を開けると大理石の洗面コーナーがあり、洗面ボウル毎に花が飾られた清潔なお手拭が山積みされ、トイレブースの中にも同じような大理石の洗面台が置いてある。
ホテルの廊下を歩くと、すれ違うホテルスタッフは全員が必ず笑顔で挨拶をする徹底した教育がなされていたのにも驚いた。
また廊下には、バリ音楽のミュージシャンが2人いて、ずっと生演奏をしてくれていたが、これがなかなかエキゾチックで、龍宮城のような心地よい雰囲気を醸し出している。
廊下に置かれた灰皿には、リッツのライオンマークが型押しされている。
フロントから南側の客室に続く廊下の途中にはリッツのショップがあったが、普通の土産物ばかりで、残念ながらリッツらしい特長のあるものは置いてなかったように思った。
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