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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



阪神西宮駅を下り少し西に歩くと、こんもりとしたえびすの森が見えてくるが、そこが日本に約3500社ある、商売の神様として知られる「えびす様」の総本社である。



「十日えびす」として名高い1月10日を挟む3日間は、100万人を越す参拝者があり、中でも10日の早朝行われる福男選びの競走は全国でも有名である。

スタート地点



大阪にも「今宮戎神社」があるが、熊野本宮神社の分社が京都で今熊野神社と呼ばれるのと同じで、今西宮神社が略されて今宮戎神社となったという説が有力である。

スタート直後の直線と路面



国の重要文化財に指定されている神社の東を囲む大練塀に沿って南に向かって歩くと、朱塗りの表大門(重要文化財)があり、毎年1月10日の早朝、この門の開門と同時にスタートが切られる福男競争は有名である。

南宮神社前から90度右に曲がると石畳の走路となる



東向きの表大門からはじまる福男競争のルートは、西に100m直進し、南宮神社の前から右に90度向きを変え、100m進んだ奥の鳥居からS字状に曲がって拝殿に至る難コ-スである。

S字状になっている拝殿へのルート



この間の走路は、表面が滑りやすい石畳となっているので、スタートと同時に転んだり、スピードがついた状態で90度曲がる際に滑って転ぶ人が続出するので非常に危険なコースとなっている。

拝殿前の滑りやすい石畳のコーナー



表大門を見たあと大練塀に沿ってさらに南に歩くと、国道43号線に面した南側に南門と西宮えびす神社の大きな看板があった。

表大門と大練塀



南門は、近年再建されたものようで、境内にある駐車場へ入る車の通路となっている。

南門



南門から境内に入ると、50m北に福男競争のルートとなる石畳があり、石畳の参拝ルートを進むと拝殿の前に出られるようになっている。

拝殿



拝殿の南側には池があり、住吉大社に見られる反橋もあったが、石造りの反橋の上は通行禁止となっていた。

反橋



池の中には日露戦争時の船会社(八馬船舶部)が船を建造した記念に建てた灯台を模した石柱があったが、戦争物資の輸送で相当儲かったのであろう。

記念碑



池の西側と拝殿の西側には多くの摂社があり、その摂社と拝殿の後ろは都市の真中にある原生林「えびすの森」(天然記念物)である。


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