かなり強風だったある日、近所の公園の池にウミアイサのオスが渡来していきました。
いつも採餌している外海が荒れているので、比較的風波が弱いこの池に避難してきたのかも知れません。
ウミアイサという綺麗なカモがいることを知らない大阪人は多いと思います。
ほかのカモに無いウミアイサ・オスの特徴は、頭部の長い冠羽、肩に白い楕円を造る黒い雨覆いです。・・・右の2羽はメス
図鑑(日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社)によれば<北半球に広く分布し、日本では北海道から九州の海上、内湾、港、河口に冬鳥として渡来>
<翼を開かずに潜水して魚類や甲殻類などを補食する>・・・この池で蟹を咥えた姿を目撃したことがあります。
<ウミアイサ・オスの求愛ディスプレイは、首を上前方に高く伸ばし>
<頸を水につけながら、クチバシを空に向けてV字形に反り返る行動>・・・その際の尾羽根は、逆U字形となって先端部が水面下に沈むようです。
このディスプレイが美しいオスだけがメスに選ばれるようなので、この日も隣のメスを意識してか、何度も繰り返していました。