近所の公園の池に出かけてみると、見慣れないカモが1羽、渡来してきていました。
横から見ると、目の斜め下に大きな白い斑があるのでホオジロガモ・オスに間違いないでしょう。成鳥は頭部が黒緑色、横から見ると白い肩羽が目立つのでこれは幼鳥でしょう。
手元の図鑑(日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社)でホオジロガモ(全長40~48cm)の分布、生息環境、習性を調べてみました。<・・・>がその引用
<北海道から九州の内湾、湖沼、河川などの開けた水面に冬鳥として渡来。翼を開かず潜水し、軟体動物、甲殻類、小魚、水棲昆虫などを補食>
<止水域だけでなく、河川の中・上流部の流れの速い場所でも盛んに採餌する>・・・左はウミアイサ(全長52~58cm)
<冬期から春先に掛けてオスがメスの周りに集まり、頭を大きく後ろに倒して後頭部を背中にくっつける(ヘッドスローディスプレイと呼ぶ)求愛行動をよく行う>・・・はばたき
<この動作は1年目の若いオスも行うことがある。この動作の後、胸部を水面下に深く没しつつ、首を反り返して空を仰ぎ>
<同時に足で水面を蹴って水しぶきを上げながら一声鳴く動作が続くことがある>・・・周囲にはウミアイサのメスだけで、ホオジロガモのメスはいません。
<メスもオスのディスプレイに呼応するかのように、首を前方に伸ばしながらクチバシを上に向ける動作を行うことがある>・・・ホオジロガモのディスプレイは見ることはできませんでした。