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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の臨海緑地にチドリ目シギ科のオバシギ(全長28cm)が渡来してきましたので、オバシギを紹介しましょう。

オバシギは、旅鳥として春と秋の渡りの時に全国各地に渡来し、シベリア北東部で繁殖、冬季はインド、東南アジア、オーストラリアに渡り越冬するようです。

夏羽は頭部から胸にかけて黒い斑が密にあり、脇にも黒褐色の斑、背から上面も黒褐色で白い羽縁があり、肩羽に赤褐色の斑があるのが特徴です。

腰は白、腹は白く黒斑があり雌雄同色でクチバシは黒く、頭部の長さより長い。(よく似たコオバシギのクチバシは、頭部の長さと同じくらい)

環境省のシギチドリ一斉調査(2017年)によれば、オバシギの春の渡来個体数は87、秋の渡来数330と、春よりも秋に渡ってくるケースが多いようです。

同調査で春に渡来するシギチドリは全国で33785羽、その中でオバシギは87羽と少数派で大阪市内の干潟で見かけることも少ないようです。

渡来してきたオバシギは、砂泥地で、貝類や甲殻類、昆虫類などを捕食しますが、特に貝類を好んで食べるようです。

手元にある「鳥名の由来辞典」によれば、オバシギという呼称は、江戸時代中期頃から。

同書によれば「オバシギの語源は不明であるが、尾羽鴫と漢字表記されるので、上尾筒が白く尾羽が目立つからかも知れない」とありました。・・・確かに上尾筒は白



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