これを「測定器」と表現して良いのかは謎かもしれないが、モトプランニング的には重要な測定器!
普通に考えると、点火時期調整のマークがあるので、特に測定の必要はなさそう?
でも・・・
ツイン系の点火時期合わせマークって、位置が調整できるようになっている。
なんで?
ほとんどは、長穴の中心付近になってるんだけどね。
ヤマハさんの仕様では「上死点前1.8±0.1mm」と記載されてるのに、肝心のマーカーが動かせるのもねぇ
まぁ、動かせるものは動かせるわけだから、文句言っても始まらない。
このマーカーが合ってるかの確認をする作業が発生する。
んで・・・
この測定機の登場になる。
すでに何代目かなので、いろいろと改良を加えたもの。
いやいや 改良と言うのもおこがましい内容だけどね。
市販のダイヤルゲージをプラグホールに固定するため、金具が必要になる。
それに一番適しているのは、プラグでしょう!
プラグの碍子部分を抜き取り、旋盤で削りだしたカラーを使ってダイヤルゲージを固定してある。
市販品もあるみたいだけど、高さをギリギリにしないと、フューエルタンクを外す必要が出てくる。
モトプランニングみたいに、ほとんど同じ車種ばかり整備するメリットかも?
まぁ、最初っから10ミリや12ミリのプラグホールに使うことなんか、考えてないもんね。
ちなみに・・・
時々、このマーカーに関する問い合わせをいただく。
「これって位置が変えられるみたいですが、そのままで大丈夫ですよね?」って聞かれることもある。
「大丈夫ですよね」って聞かれても、「大丈夫でしょう」なんて答えられるわけないぢゃん!
ヤマハさんが、数値で指定してる個所は、その数値が重要だからだと思う。
つまり、あまり根拠なく「大丈夫」って思わない方がいいはず。
超能力者ぢゃないんだからね。