goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

HX90

2014年01月15日 | オートバイ


クランクを組み込んだ!




いやぁ

大変だった!





この綺麗に仕上がっているクランクを、生かすも殺すも僕の作業にかかっている!

そう考えるとドキドキしちゃうんですが・・・





ここまで組み込んで、ミッションの動きも問題なし!

次に反対側のクランクケースの脱脂を行い、液体パッキンを塗って合わせる。



人間の感覚って恐ろしいもので、なんとなくサイドシムの当りが気になっていた。(特に理由はないけど)

右側クランクケースを合わせて、インストーラで引っ張る。

良い感じに左右のクランクケースが近づいていく。



最後は細心の注意を払いながら、クランクの中心を探りケースのボルトを締めていく。

ここで気になっていたことが・・・

指定トルクまで締めこむ前に、なんとなくクランクの動きに抵抗を感じた。

本当に微妙な抵抗なんだけど、この状態で指定トルクまで締めこむと、もう少し渋くなりそうだ。

セパレータとインストーラで中心を探りながら作業を進めていたが、無理は禁物なのでさっさと次の手段へ!



と言っても、簡単なことで、もう一度組みなおすって言うこと。



組み立てに入る前に各部の寸法は測定済みで・・・

ツイン系クランクの組み上がり幅は126ミリ。

もちろん仕上がってきたクランクもこの数値に入っている。

クランクベアリングを打ち込んだクランクケース側の内寸を測定すると、127.2ミリだった。

つまり、0.5ミリのシムを使えば、0.1ミリのクリアランスができると言うこと。

このシム、パーツリストには0.5ミリと1ミリが記載されている。

もちろん両方とも入手不可能な部品なので、0.5ミリのシムを再使用している。



再度分解してシムの厚さを測定すると、0.5ミリだった。

不思議に思ってマイクロメータで再度測定すると、部分的に0.6ミリだったりする?

ルーペで確認すると、微妙にサビ?の後見たいなものと、これまた微妙にバリのようなものを発見した。

もう1機エンジンをバラせばいいのかもしれないけど、そうもいかない。

とにかくオイルストーンでバリと気になる部分を綺麗に仕上げて再度組み上げ工程へ!



機械は正直なもので、今度はスムーズに回転してくれるようになった。

最初に渋かったのも、本当に微妙な感覚なので、そのままでも良いのかもしれない。

ただ、せっかくバランスまで取り直したクランクを使うんだから、良いものに仕上げたいモンね!



12時頃に作業を開始し、途中昼飯でカップメンコを食べた。

その後、作業を続け、組みあがったのは19時半だった。

これぢゃぁ、ヤマハさんの指定工数を大幅に超えてるね!



こんなことやってるから、時間もかかるし月末にドキドキするんだろうなぁ


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