知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

チベット旅行記…河口慧海

2013-09-21 07:50:10 | 宗教
kindle fireを購入すると無料本が読めるのですが
その中に河口慧海の「チベット旅行記」があります。
何気なく日本人ではじめてチベットに入った人として記憶にあったのですが
せっかくの無料本ですので早速読ませていただきました。
明治30年前後
西暦1900年前後のチベットがどういう状況なのか
イギリスのスパイやらロシアのスパイやら
いろいろ徘徊していたのでしょう。
当事鎖国状態であったチベットによくぞここまで苦労して入って
苦労して脱出したことが克明に描かれています。
特に文化習俗が面白い。
私は、昔からあの人たちは風呂に入っていないのではないかという思っていましたが
この書には、「チベット人は生まれて死ぬまで風呂には入らない」らしいことが書いてありました。
なるほど…というような感じで気軽に読めます。