知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

日本人のノーベル賞

2012-10-09 00:38:50 | 文化
私の子どもの頃の日本人によるノーベル賞受賞は5人でした。
湯川秀樹、朝永振一郎、川端康成、江崎玲於奈、佐藤栄作です。
それだけ大変な賞だと思っていましたが、日本人も少しずつ受賞が増え、
先日、また、吉報がありました。
スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月8日、2012年のノーベル医学・生理学賞を、体のあらゆる細胞に変わる能力を持つ万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を世界で初めて開発した山中伸弥京都大教授(50)と、英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士(79)に授与すると発表したのです。
皮膚などの細胞に3~4種類の遺伝子を導入して「初期化」したiPS細胞は、さまざまな種類の細胞に変化することができ、ほぼ無限に増殖するそうです。
難病患者からiPS細胞を作れば原因解明や新薬開発に役立つほか、将来は脊髄損傷患者にiPS細胞から作った神経細胞を移植して再び歩けるようにするなど、再生医療の実現が期待されています。
日本人のノーベル賞受賞は、2010年の鈴木章北海道大名誉教授(82)と根岸英一米パデュー大特別教授(77)の化学賞以来。
米国籍の南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(91)を含め、計19人となりました。
快挙を祝いたいですね。
これも成熟した国家のなせる技だと申し上げたいです。