知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

お盆…帰省

2010-08-15 08:35:14 | 文化
この時期、ご先祖様の霊を呼んできて祭る。
このことにどれだけの意味があるのか、なんだかよく分からない。
ただ、これを口実にして夏休みがあります。
暑さもピークだし、実体的にはそれなりの意味があるんですけど…
子どもの頃、田舎がなかった私は、盆に帰省する友人の心理が分かりませんでした。
何せ、わざわざ混んでいる電車等に乗って帰るんですからね。

ということで、かくいう私も齢50が近づいてきて帰省します。
帰省といっても今住んでいるところよりも東京方面にむかって南下します。
実家に帰ってみて齢80を過ぎた親父が
医者から脳梗塞だとか、今にも死ぬとかいろいろ言われたようです。
お袋に言わせるともう老衰だからどこかが特別に悪いんじゃなくて
全体が衰えているのだから仕方がないとの意見。

で、明日、16日に脳の検査に行くとか…
お袋は、親父が死んだら死んだで仕方がないとあっさりとしています。
夫婦なんてそんなもんかなと私は痛感。

名誉欲も金銭欲も何もなくなった先には、
ただゆったりとした時間だけが流れています。

それでもいい気がしてなりません。

私はまだしばらく物欲に翻弄されるのでしょうけど
無欲の胸中を目指して生きていきます。

齢…これだけは確実に増えていきます。