知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

確定した事件への挑戦…何かある

2010-08-07 09:51:22 | 行政
もう10くらい前の話ですけど、
埼玉県草加市長が7月29日の記者会見で
2005年11月に発覚した市の電気温水機納入を巡る収賄事件を再調査し、
裁判で有罪となった元助役の児玉一氏(62)に対し
「不正はなかった」と結論づけたと発表しました。
木下市長は、同年12月の起訴後に児玉氏を助役から解任したのですが、
これを「誤りだった」と、児玉氏に謝罪したというのです。

まぁ、謝罪そのものは勝手にして構わないのですが
さいたま地裁は2006年4月に懲役2年、執行猶予4年、追徴金252万円の判決を下しています。
児玉氏は公判で無罪を主張したが、健康上の理由などから控訴せず、同年5月に判決が確定しています。
これを誤っていたとしてわざわざ記者会見したというのは、
裁判で確定した事実関係を否定し、埼玉県警察その他に対して挑戦状をたたきつけたかと思うのです。

一方、事件を担当した県警捜査2課は「コメントは出さない」としましたが、
ある県警幹部は「入念な捜査がなされており、判決を覆すほどの事実が新たに出るはずもない。今頃になって市が独自に調査、発表するのは疑問だ」と語ったそうです。

まぁ、裏でどんな出来事があったのか分かりませんけど
ここまでやるには何か理由があるのでしょうね。