知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

NEW MORNING …元日

2010-01-01 19:06:28 | 文化
今年の年始は、見事に金土日と重なっておりましてあまり連休の恩恵はいただけません。

元日は新たな気分になって身が引き締まりますが、テレビは面白くありません。
つまらないバラエティが多すぎて辟易です。

近所の百貨店やスーパーに行くと「初売り」と称して抱き合わせ商売の変形である福袋が乱売されます。
福袋を買うと家にゴミが増えると言うことに早く気づいて欲しいものです。
無駄な物を掴まされるだけです。

反面、昔のように三が日休業という習慣が薄れていますので
年末に買い物を急ぐ必要がなくなりました。
この時季は、買い物に集中することが多く、アメ横によく行きました。
私はアメ横だの人混みの雑踏を歩くことが苦手でして、これは大変助かります。

ということで正月に必要な物は、必要に応じて買いに行けばよいのです。
しかし、某電気店など資金が潤沢になった方々がパソコンやその周辺機器などを買いに集まりますので、そう言う所へ行くとほとんどアメ横と同じ状況です。
これは正直辟易です。

さて、田舎がない私には帰省というイベントがありません。
自宅から10キロ以内にある実家に行くのが正月の行事です。

話し変わって、今年のマーケットに関してです。
税収が低調にもかかわらず子ども手当等の大盤振る舞い。
これを国債で穴埋めするわけですから
債券相場の需給関係は崩れます。
当然の話ですがソブリン天井という仮説がありまして
これは債券は国債が上限になるということです。
国債が下落すれば他の債券は下落することとなりましょう。

これに引きずられて、地方公共団体の発行する地方債も債券下落の憂き目を見ます。
債券下落とは、高い利回りが要求されると言うことです。
発行市場では利率を上げなければ消化されませんし、
セカンダリー市場では、安くしなければ売れなくなるわけです。
投資家は、債券下落を予測してこれを手放すことでしょう。
ますます債券価格は下落します。

政府と中央銀行は、量的緩和のみならず、最悪の場合の禁じ手
すなわち国債の日銀引き受けに手を出すかも知れません。

その前にS&PやMoody`sによる格下げが待っていることでしょうが…

当局の資金調達は困難を極めることでしょう。