知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

親が来てくれる幸せ…

2009-11-04 06:47:53 | 追憶
子どもの頃は、
父兄会だとか参観日だとかに
親が来て欲しいとは思ったことがありませんでした。
私は何も気づかないままいい歳になりました。
そして、大学受験の合格発表の時です
親父が発表を見に行くと言い出しました。
別に見に行かなくても
合格していれば郵送されてくるので
私は行かないと宣言していたところでした。
やはり親心なのでしょうね。
心配だったのか…いや、喜びを分かち合いたかったのでしょう。

人の世のことが分かるような年齢になって
初めてあの時の親父の気持ちが分かる気がします。

親が来てくれる幸せを子どもは分からないのです。
そしてそのありがたみに気がついた頃は
自分が親になっているのです。