知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

富士フイルムが第3子に100万円…統計的に計算の上?

2007-06-17 07:47:28 | Weblog
第三子祝いに100万円、富士フイルムが支援拡充するそうである。
富士フイルムは7月から出産・育児支援策を拡充する。
第三子が生まれると100万円の祝い金を支給するほか、
子供が一定年齢に達するまで1日最大2時間の勤務時間短縮を認める制度を導入。
不妊治療支援として最大1年間の休職制度も設ける。仕事と出産・育児の両立を支援する制度の充実で女性社員の離職を抑えて管理職への登用を増やしたい考え。
出産祝い金は第一子で5万円、第二子は10万円、第三子以降は1人につき100万円にする。
勤務時間短縮の対象者は小学校生3年生までの子供を養育する社員。保育園の送り迎えの時間などの確保を支援する。
不妊治療支援策として治療費用を最大100万円まで無利息で融資する制度も設ける。
治療専念期間は最大1年間の休職制度に加えて、失効した有給休暇を最大60日まで繰り入れて活用することも可能にした。
同社では1992年―1996年に入社した女性総合職のうち53%が30代後半までに主に出産・育児を理由に離職。
課長以上の管理職に占める女性社員の割合は0.6%にとどまる。
これまでも出産の際の休暇制度などがあったが競争力強化には女性社員の定着をはかり活躍の場を広げる必要があると判断した。

少子化をくい止めるためには、3人以上子供を産む人を増やす必要がある。
富士フイルムでは、第一子5万、第二子10万であり、これではおそらく誘因にはなるまい。この程度で厳しい子育てに参入する者が増えるのか疑問である。
そして、第三子など例外中の例外で、まずありえないと計算しているのではないのか? 100万円をもらうために第三子を産むと言うこともないだろう。

三人子どもを育てるには、おじいさんやおばあさんの力を借りなければ、無理だろう。
そういうことを考えると、実効性がある対策は、本人の意向に添った異動を行い、子育て中の社員に対しては、極力実家や親族の力が借りられるようにする必要がある。