知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

永遠のいたちごっこ…生活保護

2007-03-06 06:15:11 | Weblog
我が国には、働かなくても生きていく方法がある。
そして、その方法がアンダーグランドな世界で伝承されていく。

2005年度の生活保護費の不正受給額は、
前年度を約10億円上回り、約71億9000万円だったことがわかった。
2001度(約46億7000万円)と比べ、約1・5倍に増加している。
厚労省によると、件数も1万2535件で、前年度比で1624件増加。
内訳を見ると、
働いて得た収入をまったく申告していなかったケースが53・4%と最も多く、
働いて得た収入を過少申告していたケースも加えると、63・5%だった。
「各種年金などの無申告」も15・5%あった。

申告すれば、生活保護費が削られるのだから、申告したくない気持ちは分かる。
ただ、ばれれば生活保護に擁した費用を遡って返還命令となる。
怖いのは医療費。生活保護では、かかった医療費を福祉が全額負担しているので、
保健をつかって医療を受けるのとは違う。巨額になる。
収入を隠しておいた場合の返還金も馬鹿にならない金額となる。

アメリカのレーガン大統領が「福祉は阿片だ」と言ったことが思い出される。
一度やったらやめられない…どうすれば自立する気になるのか?
永遠のいたちごっこが続く。