Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Rolleiflex T Impression

2008年12月19日 23時58分00秒 | 写真・カメラ
悪の巣窟でOHして貰ってから買いましたので機能において問題ない筈ですが、RDPIIIを一本撮った処、やはり(笑)問題ありませんでした。
ピントもシャープ、露出も正確ですし、立体感も十分にあります。難を言いますと、2.8Fクセノタールに比べても、少し潤いが無いと言いますか、乾いたイメージです。まぁ単なる印象ですけどね…
2.8Fと比べ、75mmと少し広角なことに加えて軽量なので、取り回しは軽快です。シャッターダイアル・絞りがEV値固定方式になっている点はちょっと微妙。ハッセルブラードで慣れているとはいえ、EV値固定を外すときにシャッターダイアルが動かず、絞りしか動かないので、EV値を大きく変える場合に行き足りなくなって、慌てることがあります。当然ですが、ミラーショックが無くてシャッター音が静かな点は、大きなメリットです。


コシナの対応は秀逸

2008年12月18日 23時56分14秒 | 写真・カメラ
コシナのミニ・ファインダーの厚み等に違いがあることを以前に書きました。で、コシナのサービスに電話したら、送ってほしいとのことで、郵送。結論から言いますと「JIS(?)基準はクリアしているが、ライカの古いタイプは押さえバネが無かったりして、装着出来ない例がある」由。ただ「シューに入らない方のベースの幅は基準内とは言え大きめなので、少し削りましょうか?」と。お願いしました処、ピッタリになって戻って来ました。電話の応対と云い、サービスの質と云い、洵に立派なものです。深謝!


セーヌ左岸の恋 異聞

2008年12月17日 23時10分56秒 | 写真・カメラ
Rolleiflex T の歴史を勉強しようとして、悪の巣窟の悪徳商人にArthur G. Evans著『Collectors Guide to Rollei Cameras』を見せて貰いました。
そこで疑問が一つ。ローライと言えばエルスケン。エルスケンと言えば『セーヌ左岸の恋』。(そお日本語版には)エルスケンはローライコードを持って巴里に来た、とありました。で、例の有名なセルフポートレイトの写真からカメラの型式を特定しようと試みました。そのローライには、レンズの間、左右に小さなリング(ローライフレックス2.8Fなどでもお馴染みの)が見えます。処が、悪徳商人のローライ本には、そんなローライコードは載っていません。エルスケンはローライフレックスを使ったのですね。日本文は脚色だったんだ。

ジュンク堂書店藤沢店

2008年12月15日 00時01分00秒 | 日記など
先週10日にBICカメラ藤沢店7・8階にオープンしたジュンク堂にこの週末に行ってきました。何でも、神奈川県での第1号店で881坪有るそうです。これまで藤沢一(の筈)の有隣堂藤沢店と比べると経済・ビジネスは互角ですが、それ以外の分野の専門書と洋書ではジュンク堂の勝ちです。また、写真・音楽関連も有隣堂より充実しているかもしれません。しかも、BICの中で夜9時までと1時間遅くまで開いていますから、これからはコチラがメインになりそう。

歌舞伎座へ

2008年12月13日 23時58分00秒 | 歌舞伎
知命にして初めて歌舞伎座に伺いました。「歌舞伎座百二十年 十二月大歌舞伎」昼の部で、演目は、 新歌舞伎十八番の内 高時 京鹿子娘道成寺 佐倉義民伝です。会社関係の方と一緒でしたが、見巧者の方に教えて戴きながら、花道脇の席で堪能致しました。「娘道成寺」では、三津五郎(白拍子花子)の「イナバウワー(完全に叱られる喩えでしょうが…)」を筆頭に見所も多いですが、舞踊に素養のない私には猫に小判で、途中うつらうつら致しました。お昼に日の出寿司の細工寿司を肴に麦酒なんぞを戴いた所為もありますが… で、佐倉義民伝の幸四郎(木内宗吾)は流石に上手い。雪の降りしきる中を難儀して歩く姿と言い名優ですね。歌舞伎調の子役は可愛らしいのですが、チョット滑稽でもあるのに、この子役3人を相手に子別れの場面で満座の紅涙を絞るところは流石というべきでしょう。二十歳前後と思しきうら若い女性では、着物を召してご来場の方が相当数いらっしゃいました。また、私の席の近くだけでも祖母・母・(小学校に上がるかどうかの)娘のトリオが2組。どちらも義民伝の序幕で子供たちは退去しましたが、それまでは実に静かに見物していました。やはり、文化環境において都会ッ子には叶いませんね。ご一緒戴いた方のお蔭でもありますが、本当にいい勉強になりました。歌舞伎の後のシャンパンも美味しかったし (^o^)v


本日の演目
「新歌舞伎十八番の内 高時」 梅玉の高時など。

「京鹿子娘道成寺 鐘供養の場」 三津五郎の白拍子花子など。 

「東山桜荘子 佐倉義民伝」序幕と二幕 幸四郎の木内宗吾、福助のおさん、三津五郎の幻の長吉など。