Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

歌舞伎座へ

2008年12月13日 23時58分00秒 | 歌舞伎

知命にして初めて歌舞伎座に伺いました。「歌舞伎座百二十年 十二月大歌舞伎」昼の部で、演目は、 新歌舞伎十八番の内 高時 京鹿子娘道成寺 佐倉義民伝です。会社関係の方と一緒でしたが、見巧者の方に教えて戴きながら、花道脇の席で堪能致しました。「娘道成寺」では、三津五郎(白拍子花子)の「イナバウワー(完全に叱られる喩えでしょうが…)」を筆頭に見所も多いですが、舞踊に素養のない私には猫に小判で、途中うつらうつら致しました。お昼に日の出寿司の細工寿司を肴に麦酒なんぞを戴いた所為もありますが… で、佐倉義民伝の幸四郎(木内宗吾)は流石に上手い。雪の降りしきる中を難儀して歩く姿と言い名優ですね。歌舞伎調の子役は可愛らしいのですが、チョット滑稽でもあるのに、この子役3人を相手に子別れの場面で満座の紅涙を絞るところは流石というべきでしょう。二十歳前後と思しきうら若い女性では、着物を召してご来場の方が相当数いらっしゃいました。また、私の席の近くだけでも祖母・母・(小学校に上がるかどうかの)娘のトリオが2組。どちらも義民伝の序幕で子供たちは退去しましたが、それまでは実に静かに見物していました。やはり、文化環境において都会ッ子には叶いませんね。ご一緒戴いた方のお蔭でもありますが、本当にいい勉強になりました。歌舞伎の後のシャンパンも美味しかったし (^o^)v


本日の演目
「新歌舞伎十八番の内 高時」 梅玉の高時など。

「京鹿子娘道成寺 鐘供養の場」 三津五郎の白拍子花子など。 

「東山桜荘子 佐倉義民伝」序幕と二幕 幸四郎の木内宗吾、福助のおさん、三津五郎の幻の長吉など。