Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

開高健モデル

2020年12月03日 07時27分26秒 | 筆記具 関連
万年筆の中古市場では「開高健モデル」というのが、好事家の間で珍重されてプレミアムが附く由。実は、私の所持している 149 は大雑把に言えば、かなり近いです。

「趣味の文具箱 No.5 」で足澤公彦氏は「70年代後期から80年代前期の胴軸に、2 トーンの、14C の、中字のペン先がついたモデル」が開高健モデルであると記されています。このうち、胴軸の年代、2 トーン(中白)、14C、まではピタリです。中字は M のことでしょうから、私のは B と(伊東屋の張替さんに)鑑定されているので外れ。残念!
未練がましく言うと B を研いで細くしているので、字幅は近い。でも、ペンポイントの形が M と B では抑々違う、っての(爆)


もっとも、更に細かく「文豪」が使った万年筆を分析している方もいらしっやいます(以下の URL ご参照)。

クリップはなで肩、おにぎり、GERMANY 刻印ありですから一致。No. の刻印で o のアンダーラインは同じですが、 U のウムラウトでは私のは点が一つしかないので不一致です。
書き味に影響する重要な部分でも、ペン軸が二段でなく私のは一段ですから、明らかに相違します。
首軸、「雪印」の大きさを鑑定できる知見は持ち合わせていませんし、内部に至っては確認すら出来ません。

ということで、文豪の愛用品にそれなりに近い 149 を使っているのだと思って、これからも誇りをもって使っていきます。使い込んでこその万年筆ですから、ね。


末尾乍ら、以下で勉強しました。勝手に色々と引用して、済みません。
http://blog.livedoor.jp/whitestar_ftl/archives/24733522.html
http://pelikan.livedoor.biz/archives/51076206.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。