追伸 evidence-based

表題の件で一つ書き忘れておりました。小池都知事が evidence-based で語れと他人に言えるほどの頭脳を持っているとは白頭翁が到底思えないもう一つの理由です。

昨今、小池都知事は
・40代、50代の新型コロナ感染が多く重症化もしている
・一方で、60代は感染も少なく、重症者も減っている
・これはワクチン接種のお蔭だから、40代、50代へのワクチン接種を急ぐ必要大
というような発言をします。

処で、高齢者と言ってワクチン接種を優先させたのは65歳以上ではなかったですか？
とすると、60歳以上65歳未満のワクチン接種は50代と変わらないのではないですか？寧ろ、このゾーンで63歳以上は退職して職域接種も受けられない人が多いのではないですか？またこのゾーンは50歳代より高齢な分だけリスクが高いのではないですか？
抑々、ワクチン接種は65歳が区切りなのに、40代、50代、60代の刻みで物事を言いますか？

小池都知事は元々の頭が悪いと思っていますが、更に（少なくとも論理性を強く要求される科目の）学校の成績も悪かっただろうと考え始めました。例えば「算数」なら、或る程度の努力をすれば追いつける筈の中学校から。
以上は、小池都知事に切り捨てられた60代前半の白頭翁の僻みも入っているかもしれませんが。

evidence-based

お題をご覧になってお分かりだと思いますが、小池百合子都知事批判を書きます。お気に障る方は、本日は読まずにおいてください。

新聞紙などで、大略以下のような内容が報道されておりますし、TVニュースでは小池都知事の発言も視聴できました。
12日に行われた東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で、国際感染症センター長の大曲貴夫氏は、現下の感染リスクは制御不能、また五輪競技場の周辺・沿道では密集・密接があり感染リスクの啓蒙が必要と発言した由。これに対し、小池都知事は、「こちらは人数がどうだったか確認している」うえ「ライブサイトも見直し、ステイホームで放映していただいたからこそ、視聴率も上がった」と人流抑制に五輪が貢献したと説明し、更に「エピソードベースではなくエビデンスベースで語る」ことが重要だとして、大曲氏の発言は印象論であると一蹴した。

白頭翁が思いますには・・・小池都知事もエピソードベースで話しているだけなのではないでしょうか。

小池都知事は、人流（「人出」で良いように思いますけど、流布しているので）の減っている理由（の一つ？）に五輪を挙げ、自宅で TV 観戦しているからだと説明しています。確かに人流は減っていると報道されています。が、一方で、五輪をやってるくらいだから自粛する必要はない、とする声もあります。五輪がなければ、自粛要請がもっと効いたかもしれないという点は考慮されていません。五輪をした場合としなかった場合を現出させることはできませんので、仕方ないとも言えますが、せめて 2、３ 千人規模の首都圏の人間に、Ｑ１：五輪を TV 観戦するために外出を控えたか、Ｑ２：五輪をやれるくらいだから自粛する必要はないと考えたか、をアンケートしないとエビデンスにはならないでしょう。事象の発生と因果関係は別ですから。

拠って、白頭翁の結論は、いやしくも evidence-based medicine の世界で生きている大曲氏を批判できるほどのエビデンスを整えていないで、偉そうに発言するな。
自分に都合のよい場合の意見は採り上げるが、反対する意見を一蹴するなら、専門家の助言は不要だ。高いコンサルタント料（委員には税金から支払っているだろう）を使い、気に入らない提案を全く参考にしないでやりたいようにやるダメダメ経営者と同じ。
勿論、最終的に決断するのは（不幸にして選ばれてしまった＊）小池都知事が行うが、そのプロセスは透明性があり、合理的で納得感のあるものにすべき。

＊：白頭翁は神奈川県民なので都知事の選挙権はありません。ただ、一都三県は一体なので、都知事が凡庸な場合には神奈川県民にも悪影響が出るのですよ。
松下幸之助翁の名言を敷衍すれば「都民はその程度に応じた都知事しかもちえない」ということで、かなりの数の東京都民を敵に回しますけど、都民の程度が知れる！
小池百合子みたいな人間を（百歩譲って 1 回目は騙されるとしても）2 回目も、しかもコロナ禍で知事に選ぶかなぁ、と思いますね。