Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

中望遠 4 本 + 1

2013年02月09日 18時38分39秒 | 写真・カメラ
Nikkor S-C 85mm F1.5 です。現有の中望遠レンズ 4 本とオマケで Nikkorを S-C 50mm F1.5 の飛び入り参戦です。
比較の方法としては、それぞれ最短合焦距離から開放で撮ったものです。
では、焦点距離の短いほうからいきましょう。

まず、Nikkorを S-C 50mm F1.5 の 3.5ft (約1.06 m)です。理論上の被写界深度は1.047 m ~ 1.087 m と 4 cm。但し、被写界深度はピントの浅さの目安と思っていただければよく、ホントのピントの幅はそんなにある筈がありません。だから、美女の睫毛の先なんですから(笑)、各レンズとも 3 枚撮って、右側、紫のアネモネの花弁の手前側、V 字型に重なっている部分に一番ピントの来ているものを選んでいます。左側がノートリミングで、右側は二本の花の部分を原寸で切ったものです。因みに、紫の花の長さは 6cm 程度でした。


Hektor 73mm F1.9 が 1.5 mで、同 1.474 m ~ 1.527 m と 5 ㎝。
1.527



コシナ Heliar Classic 75mm F1.8 が 0.9 m で、0.886 m ~ 0.914 m と 3 cm 弱。


Nikkor S-C 85mm F1.5 が 3.5 ftで、1.053 m ~ 1.081 m と 3 cm 弱。


Triplet Elmar 90mm F4 が 1 m。0.981 m ~ 1.019 m と 4 cm 弱。


こうしてみますと、やはり、Hektor はコントラストの低さとえも言われぬ絵画的な描写が独特です。コシナは新しい玉なのに白い花が少し滲んでますね。一方で、三枚玉のシャープさが光りますが、F値がほかのレンズとは2段以上違いますから、まぁ、当然でしょうか。それから、Nikkor 85 が意外にコントラスト、色の再現にも優れていますね。

それぞれ面白い味があって、財政健全化になりませんね(自爆)