Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

M9-P:35mm新旧王者対決

2011年12月20日 00時47分46秒 | Leica Digital 関連
と云うことで、カテゴリーの「M9関連」が出来てからの投稿第一号です。

またまた M9-P を使ったテスト撮影です(周辺落ちと同じときに併せて実施しました)。
題して、「35mm新旧王者対決」です。ズミルックス35mmF1.4として最初期の173万代と非球面かつ近距離補正付きの最新鋭413万代です。35mmにはズミクロンに「八枚玉」と云う熱烈な信者のいるレンズがありますが、ズミクロン35mmはASPH以外に使った玉がないので、論評できません。
が、35mmに関して、東西の横綱は、ズミルックスの初期玉と二枚で決まりというのが、私の信頼する人々のレンズ月旦です(私の乏しい経験の中でもそう思えます)。なので、初期玉と二枚の後継の後継であるズミルックス35mm ASPH. w/FE(11663。Sx35AsFE と略します)で、新旧王者対決になるのです(笑)

今回のレンズ設定は、デフォルトではなく、初期玉はマニュアルで、Sx35AsFE はオートで当該レンズの設定を行っております。その理由は、現在のライカがそれぞれのレンズでベストと考える設定にして撮り比べることで、その残差を比べようと思ったからです。なお、撮影距離は、Sx35AsFEは70cmまで寄れますが、条件を揃えるべく、初期玉の最短合焦距離に合わせて1mにしました。また、各絞りで、画像は、左側が Sx35AsFE、右側が初期玉です。

F1.4開放
 

     

F2
 

F2.8
 

F4
 

F5.6
 

      

結果は開放ですと、初期玉が滲むのは、センターをアップにした画像だとよく解りますね。でも、F5.6に絞ってしまえば、どちらも同じ(かな)。
それから、見掛けの被写界深度は初期玉の方が深く感じるように思います。なんとなくピントが合っているようなと言いますか。加えて、左上のボケの大きさなどは絞っていってもF2.8までは殆ど変りませんよね。その点、Sx35AsFEは絞れば絞った分、ボケは小さくなりますし、深度も深くなります。