Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

M9:50mm級 七本勝負

2011年12月12日 23時22分17秒 | Leica Digital 関連
田中長徳さんの手になるライカ本の見出しの様で気が引けますが、「七本勝負」の始まり始まり(気持ちはドヨヨンなので、せめて威勢良く。なお、撮ってあった画像を整理して小出しにしているだけです)。
と云うことで、ライカM9に装着できる我が家の50mm級のレンズを使って、周辺落ちの実験をしてみました。レンズ設定:オフ、シャッタースピード:オート(一段アンダーにして、落ち込みを強調します)、距離:無限遠に統一した「真剣勝負」です(笑)

真剣勝負と書きましたが、所詮は遊びですし、個体差もありますから、この結果に質問やらはしないでください。もっとも、私は遊びにこそ一所懸命にやる意義があると思っております(チョットやけくそ気味ですけど)。この拙文が、M9利用者やこれから購入をご検討なさっていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

①旧エルマー:ライカで純正のコーティングを施した変り種
F3.5開放

F4位(大陸絞りなのです)

F5.6位

②沈胴ズミクロン(134万代):往年のエース
F2開放

F2.8

F4

F5.6

③現行ズミクロン(389万代):期待のルーキー(とは言え2000年製)
F2開放

F2.8

F4

F5.6

④コシナ・ノクトン:非ライカにして非球面使用
F1.5開放

F2

F2.8

F4

F5.6

⑤ズミルクス50R(247万代):参考記録にしかならないR玉
F1.4開放

F2

F2.8

F4

F5.6

⑥L-ヘキサノン60mmF1.2:限定800本の新しい方で10mm長い60mm
F1.2開放

F1.4

F2

F2.8

F4

F5.6

⑦ノクチルクス(274万代) :真打登場
F1開放

F1.4

F2

F2.8

F4

F5.6


L-Hexanon60mmは焦点距離の長さが有利に働いているのか、抑々性能が良いのか、F2.8でほぼOKですね。一方のノクチはF4(5.6も!?)でも四隅には光が届いていないのではないかと云うほどの暗さです。これだけを取り上げれば、酷いレンズですね。
まぁ、基本的に、M9ではF2以下(未満じゃないよ)の周辺落ちは相当酷いことと、F4で及第、F5.6で問題無し、という一般的なイメージが出来ます。年代も開放Fも違うレンズでほぼ共通していることから、確信はありませんが、これはボディ側の問題と考える方が自然でしょ。
でも、周辺落ちも味のうち、って。じゃあ、こんなテストしなきゃイイじゃん(自爆)